昨日は午後から現展の受付をやっていて帰宅が遅くなり、ブログ更新できませんでした
ご来場者様方が、3月の魔女展でたくさんの作品を観たい、と仰って下さり
シメシメ、また回顧展的なことでいいのかな、といまだ新作の一作品も描いてない魔女は
これで言い訳がたつぞ、と心の中で思っちゃってます
どうしようもないな・・ こいつ
さて、
この前載せたナイジュー ゴンパ
そこを訪れた後、毎回行くのがサルさんち
サルさんは食品雑貨を売る店を経営している
ネパール大震災の前まで毎年泊まっていたハッティヴァン リゾートホテルがこのグンバの道を挟んで反対側の山の上にあり
魔女はそこからファルピンの村に降りてサルさんの店に立ち寄っていて仲良くなった
そこには数軒の雑貨屋が並んでいるが、私は一目でサルさんを気に入り、この店に出入りするようになった
出入りと言っても、少しばかりのお菓子を買って、美味しいお茶をご馳走になる、というなんだか理不尽な話しなのだが
人間の善し悪しは目つき、顔つきでわかる
私はサルさんの表情と笑顔から、大変心の良い人と悟った
サルさんです
私は地震前の数年はネパールを訪れる度にハッティヴァン リゾートに宿泊していた
貧乏な魔女がどうしてあんな高級ホテルに泊まれたのかというと
ハッティヴァンの従業員たちがオーナーに掛け合ってくれて非常に低価格で泊まらせてくれていたから
豪華なロッジの部屋にこれまた豪華な食事が2食付いて、一泊3000Rs(¥3000)という考えられない価格で宿泊していたのだ
しかし、ネパール大震災ではこのホテルも被害を受け
暫く休業をしなければならなくなり、私の友人たち、全員の従業員がここから去った
以前にサルさんにそんな話をしたものだから・・
サルさんは魔女の手を取って階下の一室に案内した
そこは広くて豪華な部屋だった
サルさんが魔女を見詰めて言う
あなたはもうハッティヴァンに泊まらなくていい
「ここがあなたの部屋です」 って
なんで、きちんとした素性も知らない私にここまでしてくれるかな
なんで、こんなに優しいのかな
数年後、もうあちこち行かず、この村で数日をのんびり過ごすのもいいな
サルさん、ご主人様、心からありがとうございます
こちら、タクシーのドライバーさんにございます
カトマンズで最初に使ったタクシーの運転手さんの狡さのないところを気に入り
その後も出掛ける時は電話で呼んでお願いをしていた
この日もグンバまで行ってもらい
ついでに友人の家に寄りたい、という魔女に、気持ちよく 「どうそ、どうぞ」 と言ってくれた
「それなので、あなたも一緒に家の中に入ってください」 と言うと
「私は運転手なので」 とか言い、なかなか車から出ようとしない
魔女はつい、 「運転手だから何?! 私はあなたをひとりでここで待たす気はない」 と
「いや、だけど・・」 と言うドライバーさんに
「私と一緒にいれば友だちなの! そして私はそんなことでとやかく言う友だちは持っていない!」
ときつく言ってしまい、運転手さんの腕を掴んで車から出し、サルさんちに連れて来た
当然サルさんは私たち同様に運転手さんも持て成してくれた
確かにカースト制度があるこの国にはそういうところが多々ある
けど私はそういうの大嫌いだし
それで私の連れをとやかく言うような友人を持ってはいないつもりだ
そんなこんなのネパール日記
続きます