のらねこ日記 ~ けもの道と魔女家周辺組編 ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

今はまじょねこ日記を書く気にならないから

お久しぶりののらねこ日記に致します

 

 

おばあちゃんちだったところ

大方のけもの道軍団の古巣であり

解体寸前まで住んでいたのは《かーら》、《おひとりさま》、《ぐれ》、《さき》の4名でありました

そして《ぐれ》以外は工事中もこの周辺で暮らしてきました

 

元、おばあちゃんちには新築の家が2軒建ち

最後の外構工事も終わり、駐車場も出来上がって、今はただ静かです

 

毎朝目にするのは

新築の人工芝が敷いてある庭らしきところで・・

 

 

優雅に寛ぐ猫の姿

 

 

魔女 「そこで なにしてる」

 

かーら 「ひにゃたぼっこ」

 

魔女 「・・」

 

 

ーら 「やっと わたしの にわが できたのよ  

まえよか ずいぶん せまいけどね」

 

魔女 「あぁ・・ そう」

 

 

かーら 「ったく、 ずいぶん またされたわ」

 

 

新築家屋の入り口

 

猫には・・  通じないわよね

 

 

《かーら》、なんだかこの看板が気に入らなかったんでしょうね

この翌日にはロープが繋がった右側の杭が倒され

その翌日には裏返った看板がロープごと端に寄せられていて

敷地内は出入り自由っぽくなってた

 

 

 

けもの道軍団、全員元気で食欲も旺盛であります

 

けもの道軍団にご飯をあげていると・・

 

 

毎日必ずこうやって見詰める猫が・・

《ぼっさ》ですね

 

 

昨日は《ぼっさ》が自分の昼寝の場所を教えてくれました

 

魔女もこういうところが好きですよ

 

 

それにしても面倒くさい子なんです、《ぼっさ》

食に一貫性がなく、あるご飯を昨日喜んで食べたと思ったら、今日はそれいらない とか

毎日そんな感じで、私は《ぼっさ》のためにいくつものウェットやドライを用意しなければなりません

 

その上、稀代の甘えん坊

顔を、口を、グイグイ押し付けてくるから魔女の着ているものはどこも《ぼっさ》涎でドロドロ

 

もう毛がカチカチに固まるとか

あんな可哀想な思いはさせたくないから毎日ブラッシングを欠かさず

それから固まった目ヤニを剥がし、耳の掃除をし、口のまわりと涎を拭きます

涎に関しては際限なく出るので拭いても意味がないんですけどね

 

食べさせ、ブラッシングをし、顔を拭き、散々可愛がって

もういくね、というと、突然機嫌が悪くなる《ぼっさ》

 

あなたにばかり かまってはいられないの

 

そう言って立ち上がると

 

 

ぼっさ 「いかないでくれ・・」

 

魔女 「そうはいきません」

 

 

ぼっさ 「なら おれ ここの かべ ひっかくからな!」

 

魔女 (・・イマイチ意図がわからない)

 

 

ぼっさ 「こやって! こやって!! ひっかくからな!」

 

魔女 「・・」

 

 

ぼっさ 「こやって! ひっかくからぁ~!!」

 

 

歩き出した魔女が、ずっと先まで行ってもまだ引っ掻いていたよ

 

う~む・・ やはりよくわからない

 

 

・・・・

 

 

魔女家まわりの面々

《らっか》、《タヌキさん》、《アライさん》、《ハクビさん》、そして《ヤンキー》もみな元気です

 

ただ、《らっか》が《ヤンキー》を嫌っていて

自分が食事を貰いに来る朝の時間に合わせて《ヤンキー》が来るのを嫌がり

朝は《らっか》、ご飯を貰いに来なくなってしまいました

 

 

唯一の食事タイムとなった夕方

やはり《ヤンキー》も駐車場にきよるのよ

 

 

 

 

 

それで《らっか》、今度は場所を変えて玄関先でご飯を待つようになりましが

そこには最近《せてぃお》が来やがるのですよ

 

でっかい《せてぃお》が姿を現わすと、慌てて逃げ出す《らっか》

 

どうしたものかと悩み

このまま《らっか》が来なくなったらどうしよう・・ と不安にもなっていた

 

そんな先日

 

 

らっか 「ちょっと おはなし あるんだけど」

 

魔女 「あの でっかい おとこねこどもの ことでしょう  

まじょも どうしたらいいか 考えてるのよ」

 

 

らっか 「あ、それ じぶんで かんがえたから」

 

魔女 「かんがえた・・って  おとこねこどもが うろついてるのに いったい どうやって ごはんを たべるの?」

 

らっか 「いえのなかで」

 

魔女 「いえのなか?」

 

らっか 「うん、あのころみたく」

 

魔女 「《かって》や《どったん》やみんながいたころね!」

 

らっか 「《うっか》も いた」

 

魔女 「《かってに》も《あっか》もいたね」

 

らっか 「あのころみたく・・」

 

魔女 「ぜひ そうしてください」

 

 

そうして《らっか》は魔女家の廊下でご飯を食べることになった

・・あのころみたく

 

 

魔女 「だいすきな こんぼ だよ  いっぱい たべてね」

 

 

今はこうしてひとりでご飯を食べる《らっか》

賑やかだったあの頃が懐かしいね

 

廊下組のみんなに逢いたい