公園日記 ~ 《こどくさん》と甘ったれ軍団 ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

公園組の食事を終え

公園組と魔女とで、かくれんぼ&おどろかしごっこをし

それからみんなで花見をして歩きまわり

 

公園奥のベンチでみんなとひと休みしていたら

 

森の奥から誰かがやって来たよ

 

 

 

 

魔女 「あれ、《こどくさん》じゃないですか」

 

こどくさん 「おれ まじょに ききたいことある」

 

魔女 「なんですか?」

 

 

こどくさん 「おれの こどもは げんきですか」

 

魔女 「《ばんぶぅ》は とっても げんきですよ」

 

※ 《ばんぶぅ》を連れて行く時、母親の《ぐれこ》と父親の《こどくさん》はその場にいた

 

こどくさん 「ごはん たべられてる?」

 

魔女 「まいにち いっぱい たべてるよ」

 

こどくさん 「それなら よかった」

 

魔女 「あいたい?」

 

こどくさん 「うん・・」

 

 

魔女は携帯の中の《ばんぶぅ》を拡大して《こどくさん》に見せる

 

 

 

わかるかな・・

《こどくさん》は暫く画面を眺めてから

 

こどくさん 「うごかない・・」 

 

魔女 「だいじょうぶよ いつもは うごいてるから」

 

こどくさん 「・・」

 

それで《ばんぶぅ》の動画を見せた

 

魔女 「わかる? これ 《ばんぶぅ》だよ」

 

懸命に動画を見ていた《こどくさん》

三度も観た後、嬉しくなっちゃったんだろうね

 

 

何度もじったんばったんを繰り返して喜んでたよ

 

 

縄張り違いの雄猫、《こどくさん》がやって来たので、一緒にいた猫たちの半分以上がいなくなってしまった

 

 

さあ、魔女は帰らなきゃ

 

じおん 「え・・ かえるの?」

 

魔女 「だって もう とっくにおひさまてっぺん すぎてるよ」

 

 

そう言って立ち上がって歩き出すと

みんながぞろぞろとついて来る

 

公園を出て道を曲がろうとすると

 

 

じおん 「いかないでほしい・・」

 

 

じおん 「いかないで ほしいーー!!」

 

 

ふぐり 「いったら だめ!」

 

魔女 「そんなこと いわないよ」

 

 

ふぐり 「やあーだあーーー!」

 

 

ふぐり 「いったら おこりゅかだね!」

 

 

ふぐり 「やだ!やだ!やだ!やだ!!!」

 

魔女 「そんなに じたばたしてると おっこっちゃうよ!」

 

 

はい、落っこちる瞬間です

 

 

地面に落ちてもまだジタバタしている《ふぐり》を横目に歩を進めると

 

あざみ 「なんで いっちゃうんだよ・・」

 

 

《あざみ》のいや~な視線を横目に見ながらその先の地主さんちのお墓のところまで行った時

 

 

魔女 「わっ! びっくりした!!」

 

 

きらん 「あのしゃ~」

 

 

きらん 「もっと いっしょに いよう」

 

魔女 「もう いかないと・・」

 

 

きらん 「そんなこといったら かなしくなって」

 

 

きらん 「あたし、しんじゃうかしんない」

 

魔女 「そういう まねするの やめなさい!」