《にぃ》は幸運な子 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

 

 

今日は病院も用事もなく、確定申告も終わり

朝、けもの道軍団のご飯に行っただけで(土、日の公園は手伝いさんが行ってくれるので)

その後は何もせずに過ごしていました

 

何もしない、って・・ よくないね

悲しかったことばかりを思い出してしまう

 

普段だって、のらさんご飯に通うのに

《にぃ》が横たわっていたところを通り

 

《たぬきち》がいた空家の玄関に眼をやり

 

《サンチャイ》が倒れていた場所で暫く立ち止まり

 

《たんぽぽ》や《らぶ》が暮らしていた駐車場をしばし眺め

以前はそこにいた《ふぁふぁ》や《とらたん》を思い

そうして行方不明の《しゃま》を案じ

 

それからも仔猫たちがそれぞれの事情で命を落としたところ

 

公園では、これまで何十名もの猫さんたちとの悲しい別れに思いを馳せ

毎日そこのあちこちで掌を合わせ

 

そして家ではたくさんのまじょねこたちのお骨を抱えて

 

《にぃ》の後にお空に昇った友人の家の猫さんのこと、ご家族の悲しみを思い・・

 

 

今日は地主さんご夫妻が《あんずの》子で里子に行った《空》と《すみれ》のきょうだいで

幼く小さな体で短い猫生であった《すず》のお墓参りに行かれました

《すず》の両手を合わせたあの姿が忘れられません

 

どうして

どうして

逝った子たちのことを想う時

最期の姿ばかりが目に浮かぶのか

 

元気で楽しかったことを懸命に思い出すのだけれど

結局は最期の悲しい姿に戻ってしまう

 

 

 

 

けれど

ニャバーランドに行ってしまった子たちには

たくさんの心残りがあっても

私はもう何もしてやれないのだから

 

今を生きる猫さんたちのために心を尽くさないと

親孝行だった《ジョン ブリアン》のあの言葉を思い出して

頑張らないと

 

私にできることはそれしかないもの

 

たくさんのコメントに

気が弱くなっているのか

泣けちゃってね

 

 

・・・・・・・・・・

 

 

《にぃ》は幸せな、そして運のいい猫だ

家族①が何度も言います

 

独り立ちで公園にやって来た《にぃ》

同様にやって来た三毛の子といつしか仲良くなり

10年以上の年月をその子と一緒に暮らし

 

そうしてある日突然姿を消した《三毛ちゃん》

毎日三毛ちゃん捜しまわる《にぃ》

 

たぶん《三毛ちゃん》はどこかで亡くなってしまったと思われます

《三毛ちゃん》がいないこと、それは《にぃ》にとってあり得なく

 

そんな時に《にぃ》の耳に皮膚癌を見つかり

病院で耳を切ってもらい

その後、浸潤は回避されたようで

魔女家で暮らしていたのだけれど

 

10数年に渡る外暮らしから、やはり外を恋しがることもあり

マーキングも激しいため

耳の傷が完治したところで公園に帰すも・・

 

翌日魔女家に戻って来てしまった《にぃ》

いったいどうやってここまで帰って来たのか

知る人皆が驚く中

 

その後は

昼間は庭でセクオリテイをしながら

人見知りをしないその性格で接客をし

夜は魔女に甘えて暮らした3年間

 

 

仔猫たちの面倒を見て

 

 

 

 

軍団とも和気藹々と暮らし

 

 

《じゃじゃ丸》の良き遊び相手でもあり

 

 

 

 

 

だけど、突然逝ってしまった

 

推定年齢16歳

こんな幸運な猫生は滅多にないと

それは私もそう思う

 

 

友人のみんなは、出来ることならこんな死に方をしたいと言うし

私もそう

 

《にぃ》はきっと

自分が逝ってしまったことさえわかっていないと思うんだ

 

今頃は、ニャバーランドにいる自分を不思議に思っているかも知れない

そこから地上で泣いている魔女を見つけて、いったいどうしたんだろう・・ と訝しがっているのだろう

 

《にぃ》、そこでやっと《三毛ちゃん》と会えたのでしょう

懸命に捜していたものね

よかったね、《にぃ》

 

 

生徒さんが紙粘土で《にぃ》を作ってくれました

 

 

《にぃ》、一緒に暮らせてとても楽しかったよ

ありがとう

 

 

 

《にぃ》が亡くなった3月3日は

《インドラ》と《ひな》の命日だったんです

 

 

ニャバーランドのみんな

魔女もそのうち行くよ

みんなに逢えるのをものすごく楽しみにしてるからね

 

必ず、必ず、逢えると信じて

魔女は地上の猫たちと一緒に今を懸命に生きてゆきます