まじょねこ日記 ~ 寒い日に ~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

今朝は7時位から雪が舞い始め

早朝、けもの道軍団にご飯を食べさせて一旦家に戻り、朝食を摂ってから公園に向かいました

 

その時には雪というより小さな氷の粒が降りしきっておりました

荷物が多くて傘は差せないのでダウンのフードを目深に被ります

 

写真を撮るどころじゃない

湯煎して温めてきたパウチなどウェットを冷めないうちにみんなに食べてもらいたくて、もう必死です

《もりだくさん》や《つんでれ》を始めとする公園組たちは氷の粒が降る中みな出て来てくれまして

ベンチの下やら氷雪の当たらない柱の陰などでご飯です

 

老猫組には栄養のあるものをたくさんあげました

 

ところが・・ 《もりだくさん》が食べている途中で急に走り去ってしまい (結構食べたからいいですけど)

見ると《もりだくさん》にあげた鶏のパウチを《ぶす》が横取りしておりました

 

こらあーー!! ムカムカムカムカムカムカ

 

 

魔女が大声を出しても公園組はまったく驚きません

 

なんたって叱られるのは《ぶす》に決まっていますから

 

吹きさらしの公園はあまりに冷たく

みんなに食べ終わったらどこかに避難しなさい、と言いました

大方の子は言うことを聞いて食べ終わると姿を消しましたが

《I》と《ふぐり》だけはいつまでも甘えておりました

 

 

 

パチパチと天窓を叩いていた氷の粒が今は冷たい雨に変わり、時折強い風が吹いております

 

 

ビキニ 「魔女・・ お母さん大丈夫かな・・」

 

魔女 「あなたのお母さんは賢くて強いから大丈夫よ」

 

 

ビキニ 「よし! 私もお母さんみたくしなきゃ」

 

 

たぬたぬ 「魔女、僕の母さんやきょうだいたちはどうしてるかな」

 

魔女 「あなたの母さん(コダコン)は強かよ、《むさし》も《ぐれこ》も知恵を尽くして生きてるわ」

 

 

たぬたぬ 「僕もこうしちゃいられないぞ!」

 

 

ちゃちゃ丸 「まじょ ぼくを わすれた かあさんと かあさんと いっしょに 行った ぼくいがいの きょうだいは だいじょうぶかな」

 

魔女 「だいじょうぶよ、《コダコン》が連れてったあなたのきょうだいたち、《梅くん》と《桜ちゃん》は おそとで くらしてるけど、じぬしさん、っていう人に ちゃんと めんどうをみて もらってるからね」

 

 

ちゃちゃ丸 「お外で くらしてるのかぁ・・」

 

 

ちゃちゃ丸 「よし、ぼくだって がんばってみる!」

 

 

じゃじゃ丸 「まじょ~ ぼくを みすてた かあちゃんは どしてるかなぁ」

 

魔女 「そういう言い方やめなさい」

 

じゃじゃ丸 「えー、ぼく しんじつを 言ったんだけど」

 

魔女 「・・《かーら》は今朝も元気にしてたわよ」

 

 

じゃじゃ丸 「あっそ」

 

 

にぃ 「まじょ こーえんの みんなは だいじょう だった?」

 

魔女 「うん、あなたと同い年の《つんでれ》も《もりだくさん》もちゃんとご飯食べたわよ」

 

 

にぃ 「《つんでれ》たちに がんばってね、っていってね」

 

魔女 「わかりました」

 

 

78 「私のきょうだいたち・・ 元気かな・・」

 

魔女 「あなたにそっくりな可愛らしい子がよそのお家の中にいるのを見たわ、あれはきっと《78》のきょうだいだよ」

 

78 「それならよかった」

 

 

魔女 「《78》がここに来たのも雪の日で 小さなバスケットに入ったあなたを追って、《ぶす》は雪の積もる道をこの家までついて来たわね」

 

78 「汗汗

 

魔女 「それまでずっと《ぶす》は幼かったあなたの面倒をみてくれていたんだものね」

 

78 「あせるあせる

 

 

こちら・・ 家族のことが全く思い出せない《チャンドラ》

 

 

この後軍団はこぞってテラスに飛び出しました

外で暮らす家族たちと同じ体験をするためなのでしょう

 

そして・・ 間もなく

みんなテラス側から必死の形相で窓カラス引っ掻きますので開けてやりましたら

我先にと部屋にと飛び込んできました

 

今更あなたたちが外猫の真似をしようとしても・・ もう 無理です