公園日記 ~ 魔女がいない間の《ぶす》について ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

土、日は手伝いさんがのらさんご飯を担当してくださる

それで昨日は展覧会準備に費やす時間が取れたのだけど・・

気になるのはその間の《ぶす》よね

 

 

今日は冷たい雨だけど傘を差す余裕はない

魔女が作ったお弁当が大好きなけもの道軍団

冷たい雨の中でも 「まじょ おかわり!」 「ぼくも おかわり!」 「わたしも!」 の声が飛び交って

大きなタッパに中身はあっという間に空っぽ

 

今朝ね、《かーら》と《ぐれ》が自分たちが住んでいる場所を教えてくれたんだ

だけど、誰にも言わないって約束したから言えないんだけど

雨の当たらない、人も来ない、なかなかの場所を見つけてたよ

 

《かーら》と《ぐれ》はいつも一緒

《ぐれ》は《かーら》の妹の《かーりー》の子なんだけど

《かーりー》がけもの道を出てからはずっと叔母である《かーら》と一緒に暮らしてる

 

 

《かーら》(奥)と《ぐれ》      先週撮った写真です

 

 

地主さんちの入り口では

 

 

すっかり地主さん宅に入り浸っている《助さん》、《格さん》の兄弟がお出迎え

 

 

お喋りが好きな兄弟です

 

《あんず》も《梅くん》も《マダム》も側におりますよ

 

 

さて、

公園の《ふぐり》に、そして手伝いさんにもその様子を見ていて欲しいと頼んでおいて

 

今日よ

公園に足を踏み入れるとドカドカと走って来たわよ、《ぶす》がみんなに混ざって

 

でも、昨夜報告を受けたの、手伝いさんから

《ぶす》がこともあろうに老齢の《もりだくさん》ぶってたって

 

そんなこととは知らない《ぶす》

以前のように甘えて来る

 

だけどみんなが食べるご飯は好きじゃないんだって

もっとおいしいのはないのか、って

 

・・どんだけだよ

 

「たべたくなければ たべなくてよろしい」 って言った

 

そしたらちょっと不貞腐れた感じで茂みの方に行っちゃった

 

 

魔女 「《ふぐり》、《ぶす》はどうだった?」

 

ふぐり 「ぼく ちゃんと みてた」

 

 

ふぐり 「いじめてたよ 《どや》とかを」

 

魔女 「ほかにも だれか いじめてたの?!」

 

ふぐり 「だれだかわかんないけど むこうのほうから ぎゃーーー!! ってこえがしたの  でも それは 《どや》じゃなかった」

 

魔女 「ちがうこだったの!」

 

ふぐり 「うん、 だって 《どや》は しげみに いたもん」

 

魔女 「あいつめ・・」

 

 

じおん 「だけど《ぶす》は わたしたちに なにもしない」

 

魔女 (どういう選り分けなんだ・・)

 

 

あざみ 「まじょ ぼく  みていて おもったことある」

 

魔女 「なあに」

 

 

あざみ 「《ぶす》は こうえん いりぐちの こたちに いじわるしてるとおもう」

 

魔女 「そうなの?!」

 

あざみ 「そんな きがする」

 

魔女 「わかった これからも みていてね」

 

あざみ 「うん!」

 

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誰だよ! ちょっと目を離してる間にこれやったの!

 

 

 

一旦帰りかけたら、住処とは反対側からオドオドした様子で《ドヤ》が現れた

それで急いで山盛りのご飯をあげていっぱい撫でた

《ぶす》に住処を追い出されてしまったのだ

 

《ドヤ》が食事を終えるのを待っていたら

《I》が慌てたように駆けているのが目に入った

 

まじょはもう帰ったと思い込んだ《ぶす》が《I》を追い掛け回しているじゃないか!

 

足音を立てずに走り、その後を追う魔女

柵の向こうに逃げ込んだ《I》に、《ぶす》が飛び掛かろうとした瞬間

私は《ぶす》の尻尾を掴んで引き戻した

 

さすがに 『しゃーーーー!!』 と声を荒立てる《ぶす》

しかし振り返って私だと知ると、背中を丸めて逃げ出した

 

年寄りの《もりだくさん》や《I》とか・・ 女子までに手を出したら終わりだな

 

《あざみ》の言う通りだ

《もりだくさん》、《ドヤ》、《I》など、公園入り口の子がやられてる

女の子も虐めるとなると、やはりそこに住んでいる《くろす》と《まつこ》も心配だ

 

これはどうにかしないと・・

 

 


これから明日の準備の残りをやりますので早めの更新ね