今日は《キリットくん》の命日でした
５月は７名のまじょねこたちが命日を迎えました
2017年 ５月１日 《涼子》
街中でゴミ収集車の中から救出しました
どうしてもひとり暮らしをするといって聞かず何年も物置で快適に暮らしました
夜は廊下で魔女に抱かさるのが一番の楽しみだったようです
気の強い如何にも雌猫らしい子でした
魔女に抱かれ、もう見えない眼で空を見ながら逝きました
2018年 ５月７日 《とらたん》
のら時代は魔女の姿を見ると仲間の《たんぽぽ》や《ぶす》と疾走して来ます
いつだって一等賞
ただ、この日だけは魔女に気づくのが遅くて
《たんぽぽ》に負けちゃったね
《とらたん》の『いっとうしょう物語』は素敵だった
舌癌に侵され、魔女家に来た《とらたん》は余命はもうない・・ と言われたのに
それから１年５ヵ月を共に暮らしたね
『真珠の首飾りのとらたん』
あなたのこの眼差しを、私は決して忘れない
2007年 ５月１９日 《伐》
《伐》は優しい子で、いつも新しくやって来た子の面倒をみていました
兄弟とも仲が良く
とにかくユニークな子で
ご馳走に憧れてトミニャガさんちに養子に行ったこともありました
・・服着せられて逃げ帰って来たけど
大物だった《伐》
あなたがいなくなってどれだけ淋しいか・・
2020年 ５月１９日 《どったん》
こんな小さな頃から面倒を見てきた子
真ん中が《どったん》です
《どったん》は姉妹の中でも飛びぬけて賢く、心の優しい子でした
幼い子どもたちを置いて母親がいなくなってしまい
その後は父親の《かって》が子どもたちを育てました
そんな《かって》の手助けを、幼い《どったん》は懸命にしておりました
しっかりものの《どったん》は姉妹のリーダーでもありました
その後子供を産み （《あっか》）
２度目の出産の後暫く姿を見せなかった《どったん》は
たぶん何らかの原因で子どもたちをみな亡くし
そうして私の元にやってきた
この時はもう手遅れで・・
魔女は数日を自室でこの子を抱いて暮らし
その望み通り、彼女をこの胸に抱いて看取った
悲しかったよ
今でも泣けてしかたない
この子はまだ３歳になったばかりだったんだ
幼い頃からたくさんの苦労をして・・
2012年 ５月２３日 《きき》 《らら》
《バニャ２号》が産んだ子の中のふたり
生き残れたのは《ひな》だけでした
産まれてすぐに亡くなったので写真はありません
2015年 ５月２６日 《キリットくん》
公園の子でした
人間による虐待で右頬に穴が開く大怪我をして魔女に保護され、ここにやって来ました
先住猫たちとも
仲良く暮らしたね
あなたの最期を辛くしたのは私です
嫌がるあなたに強制食餌をした・・
早く楽にしてやるべきでした
亡くなった後
辛い体でトイレに残した小さな小さなうんち
それを見て私は号泣した
ごめんね《キリットくん》
公園のお墓にも毎日参っているけれど
いまだに 『ごめんなさい』 しか言葉が出ない