《凜》の初七日と《涼子》の命日 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

 

時の経つのは速いもので

あれから1週間が経ってしまいました

 

それでも魔女には、何もかもが昨日のことのように思えて仕方がありません

 

その間も魔女は、悲しさから心を逸らすように忙しく過ごしました

そして昨日は第5週目の土曜日でアトリエはお休みで

やるべきことは山ほどあったのですが・・

終日眠っていました

《凜》の傍で、《凜》の思い出を抱えて

 

猫たちの世話以外の時間の全てを眠って

今朝まで眠って

 

いつになったら元気が出るんだろうね・・

 

 

《凜》が亡くなった朝に帰って来た《にぃ》

 

老猫であり

公園でも十数年間、たくさんの経験を積んできましたから

部屋に入って即座に悟りました

 

それからすぐに

 

にぃ 「まじょ・・ ぼく このへやに いたくない」

 

魔女 「戻って来たばかりでしょう、朝ご飯も食べないと」

 

 

にぃ 「このへやに いたくない」

 

魔女 「・・」

 

 

にぃ 「ここに いたくない! そとに だして!!」

 

魔女 「わかりました・・」

 

 

そうして部屋から出て行った《にぃ》は

《凜》のお葬式が終わるまでこの部屋に入ることはなく、その殆どの時間を外で過ごしました

 

その後、《凜》の告別式まで天候が悪い日が続き

《凜》が小さくなって戻って来た夜に

風邪をひき、咳をし、鼻を垂らした《にぃ》がやっと部屋に入って来ました

 

 

 

まじょねこ軍団は、それぞれに《凜》を想っているようです

 

お葬式までの間、みんなそれとなく気づいているのに

《じゃじゃ丸》だけは何度も《凜》の棺を覗き込み

 

「《りんたん》、あしゃでしゅよ~」

 

「ごあんでしゅよ~」  

 

と話しかけておりました

 

お葬式の後、晴れあがった空を見上げ、《ちゃちゃ丸》が言います

 

「まちょ、おしょらに 《りんたん》が いりゅよ!」

 

 

 

 

生後3日で魔女家に来た《ちゃちゃ丸》

生後1ヵ月過ぎ、僅か200gほどの痩せ細った体で魔女家に来た《じゃじゃ丸》

 

きつい性格の《凜》も、この子たちには優しく接しておりました

 

大きくなって暴れ始めると心の中ではうるさいな! と思っていたようですが

小さな頃から見てきた子たちなので、彼らには文句をいうことはありませんでした

 

 

    ・・・・・・・・・

 

本日5月1日は《涼子》の命日です

 

総合病院裏のゴミ捨て場の段ボールに入っていた小さな仔猫

箱ごとゴミ収集車の中に放り込まれ、潰される寸前に保護しました

 

魔女家で暮らす途中、ひとり暮らし宣言をし

家を出て駐車場下の物置に部屋を設え

悠々自適に暮らした子です

 

《涼子》もまた性格も意思も強い子で

《凜》と同じようにして最期を迎えました

 

 

 

まじょねこ日記-Ryouko

 

 

Papa-Jyon brian&Ryouko

ひとりを好んだ《涼子》に仲間ができました

気の強い《涼子》と穏やかな性格だった《故 パパ・ジョンブリアン》は名コンビでした

 

 

《涼子》もまた気が荒く、意思が強い子で

我を通し、最期は自身の尊厳を保ち

《凜》と同じようにして最期を迎えました

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

《たろ》と《じろ》、そして別の日には《あみ》に会いに行く予定であった魔女

《凜》の様子を鑑みてそれらの約束をキャンセルしようとした矢先に《凜》は逝ってしまいました

 

それで水曜日には《たろ》、《じろ》のところに

金曜日には《あみ》のところに行ってきました

 

このことは改めて書きます

 

 

仲間のZETTON軍団が開店した店で私の絵を何枚か飾ってくれていて

それをお客様が欲しいと仰ってくださり、絵が売れています

 

絵を買ってくれたお客様たちが魔女に会いたがっているとのことで

お礼かたがた店に出向いたりしていて

 

《凜》の思い出を抱え、魔女は忙しく走りまわっています