昨日のこと
《凜》のお誕生日会の支度をしていましたら
ちゃちゃ丸 「まちょ、おたんじょびかい、って なあに?」
じゃじゃ丸 「おたんじょびきゃい、って なに?」
たぬたぬ 「え! おまえたち、おたん生日会も知らないの?!」
ビキニ 「お誕生日会、知らないの?!」
魔女 「この子たちはまだ自分のお誕生日会をしてもらってないから」
たぬたぬ 「なんで?」
魔女 「まだ一回もお誕生日がきてないからよ」
ビキニ 「そっか~」
ビキニ 「《ちゃちゃ》、《じゃじゃ》 お誕生会っていうのはね、生まれた日とか、ここに来た日とかにやるんだよ、記念日なんだ」
たぬたぬ 「おたん生日の猫はね、ぷれじぇんと、っていうものがもらえるの」
ちゃちゃ丸 「ぷでじぇんと、ってなあに?」
ビキニ 「今日は《りんたん》のおたん生会だから、《りんたん》が好きそうなものをあげるんだよ、それがぷれじぇんと」
それから暫くして
《凜》の傍らにこんなものが置いてありました
たぶん・・ 《ちゃちゃ丸》と《じゃじゃ丸》
左のは咲耶が猫たちに作ってくれた、中にシャカシャカ音がするものが入っている《じゃじゃ丸》お気に入りのおもちゃです
今度は《たぬたぬ》がカシャブンを咥えて来てそっと置きました
《凜ちゃん》が遊べるといいね
たくさん用意した猫ご飯は食べてはもらえませんでした
前に魔女がランチパックのツナを食べている時、《凜》が欲しがって食べていた(玉ねぎは避けて)ので
それも用意してみました
あと、ネオバターロールを温めてマーカリンが染み染みのパンの柔らかい部分とかが大好きだったので、それも
《凜》、バターロールは食べなかったけど、ツナの方を少し食べましたよ
それと、湯煎したバターを少し舐めて
それから《凜》を抱きながら《凜》のいる猫用布団で寝ていたら
突然香しい香りが漂い始めました
驚いて上を見ると、『今日ちゃんのお花』が開き始めておりました
何輪も、何輪もです
『今日ちゃんのお花』は程なく満開となり
部屋中がその香りで満たされました
《凜》のベッド横と頭上には10輪もの大輪の花か咲いておりました
ニャバーランドのみんなからのメッセージ
それがどんな言葉だったのか、魔女は知りませんが
その一つ一つは
きっと、きっと、《凜》の心を安らかにするものであったに違いありません