のらねこ日記 ~ 頑張れ、頑張れ ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

《こだこん》の子どものひとりが猫風邪にやられていると地主さんが知らせてくださいました

 

これがその時送られてきた画像

 

可愛らしかった顔は見る影もなくなっていて・・

 

 

それで魔女は薬を調達して地主さんの奥様に渡し

奥様は懸命にご飯に薬を混ぜて食べさせてくださっています

 

 

公園の帰り道

その後の仔猫の様子が知りたく、《こだこん一家》が住まう方から帰ってみました

そこはいつもの帰る正面口の出ると車道という道の反対側

公園裏から地主さんの広い私有地を通る道で

 

知らない人間も車も来ないことから、公園組の若い子たちがぞろぞろとついて来ました

それはまだ1歳にならない《ふぐり》たちきょうだいに《ダリ》兄弟、そして《かぎすけ》たち

迎えるこちらののらさんも若いきょうだいたち

みな去勢も避妊も終えているので実に素直

 

魔女が 「みんな およその ねこたちとも なかよく するのよ」 と言うと

みんなが 「はい!」 「わかった!」 と答えてくれる

 

あらら・・ 《かーくん》までついてきたよ

 

 

地主さん宅の近くまで来てついて来たみんなと遊んでいると、《こだこん》が現れた

魔女が 「こどもたちの ようすを みたいから つれてきてくれる?」 と頼むと

《こだこん》はすぐさま崖の方に子どもを呼びに行き、連れてきてくれた

 

 

ヘルペスにかかっているのは真ん中の白い子猫

薬が効いてだいぶ回復してきたようです

左にいる左目が見えない子は顔はきれいですが

ふたりともガーガーとクシャミが絶えません

 

 

取り敢えずちょっとご飯あげるね

 

魔女 「そこの しろいこちゃん、おかお みせて」

 

 

白い子 「いいよ」

 

魔女 「ずいぶん きれいに なったね!」

 

 

 

食事が終わると、喉が渇いたようで

《こだこん》とひとりの仔猫が雨水槽に潜ります

 

そこへ《ふぐり》が近づきます

 

 

ふぐり 「こんにちは」

 

白い子 「だれ・・」

 

ふくり 「ぼく ふぎゅり と いいます」

 

魔女 「ここにいるこは みんな まじょの おともだちだから だいじょうぶよ」

 

 

《ふぐり》はとても礼儀正しく挨拶ができました

 

 

ふぐり 「こっちに だれかいる・・」

 

 

白い子 「しょっちに いりゅのは ぼくの おかしゃんと きょーだいだよ」

 

 

ふぐり 「そっかぁ、 あで? 《こだこん》じゃないか  そんなところで なにしてるの?」

 

 

ここはのらさんの水飲み場

 

 

こだこん 「ここだったら ちいさなこも あんしんして のめるから」

 

魔女 「なるほど」

 

 

かーくん 「なるほど」

 

魔女 「《かーくん》、ちかすぎ!」

 

かーくん 「ぼくの なかまが こねこを おそったり するからだね」

 

魔女 「そのようね」

 

 

 

 

隣の地主さんちからやって来た子ふたり

去勢手術後ににぎやかに魔女家で合宿した子たちです

 

 

この子はうんと小さい頃、地主さんの土地の崖の洞穴に取り残されたことがあって

魔女がよじ登って抱えて救出したんだよね

 

 

 

顔を上げると

 

 

崖の近くにボロボロの子が・・

 

 

 

公園は傾斜のため、日が当たる時間が一日中とはいかないし

色々な人も訪れます

 

だからのんびりと枯れ葉の上でお昼寝もできないので

ぼろぼろ爺ちゃん、公園から地主さんのところに場所替えしたもよう

 

この子のことも地主さんの奥さんから既に連絡をいただいており

ぼろじいちゃんが口内炎だと知った奥さんはぼろじいちゃんのために柔らかいご飯を買ってきて食べさせてくれています

 

 

秋生まれの仔猫も、流れ着いたじいちゃん猫も

公園の老猫組も

 

みんなみんな耐えるんだ

もうひと踏ん張りで春が来るよ

 

そうしたら楽になるから

それまで歯を食いしばって頑張るんだよ

必ず春は来るからね

 

 

その前に・・

今週木曜は雪だって

かなり降るって

TVでそう言ってた

 

気が気じゃない