結局今年もダメ女 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

魔女のことですがな

 

もうね・・

私は一生こんななんでしょうね

 

珍しく昨年中に(ギリではあったけど)年賀状を出したはいいけれど

何通か戻って来たよ

住所に番地を書き忘れたり

切手が剥がれてしまったりとか

 

中には賀状の文面に 『今年もよろしくお寝顔いたします』 ってのもあったりして 

・・後の祭りですけど

 

どうしてこうもちゃんと出来ないのだろう

寧ろ、ちゃんとできる人が不思議 ← なんですって?!

 

 

 

今日は早めにのらさんご飯を終わらせて絵を描く予定だったの

だってもう展覧会まで時間がないじゃない

 

だのに・・

のらさんご飯から家に戻ったのが午後1時過ぎ

朝8時に家を出てだよ!

 

なんでかって言うと

けもの道に差し掛かかったら・・

 

せてぃ 「まじょー!」

 

 

せてぃ 「まあじょおーー!!」

 

 

せてぃ 「おはなしが ある」

 

魔女 「なあに?」

 

せてぃ 「こどもたち げんき してる?」

 

魔女 「あなたの こどもは みんな とっても げんきよ」

 

せてぃ 「そっか・・」

 

魔女 「しんぱい いらないからね」

 

せてぃ 「こんど わたしが こども うむとき 

また まじょの いえで うむたい!」

 

魔女 「・・」

 

せてぃ 「いい?」

 

魔女 「いい・・ よ」

 

 

魔女家で子供を産み、育てている時の《せてぃ》はほんとうに楽しそうだった

毎日嬉しそうに子どもの世話をし、てんこ盛りのご飯を食べ

窓が開いてても決して外に出ようとはせず

子どもが少し大きくなると、夜は親子で魔女のベッドに飛び乗って一緒に寝たものだ

《せてぃ》は必ず魔女の顔の横で寝てたっけ

 

いつだったか

《せてぃ》が言った言葉が胸に突き刺さる

 

まじょとこで まじょと こどもと いっしょに くらした ときが いままでで いちばん たのしかった

 

 

せてぃ・・ ごめんね

 

 

 

《せてぃ》の言葉を聞き、痛む胸を抱えて歩いていると

このところ会えていなかった《ぼっさ》がいた

 

 

ぼっさ 「まじょ!」

 

魔女 「《ぼっさ》! どうしてたの、まいにち しんぱい してたんだよ」

 

 

ぼっさ 「まじょー」

 

 

ぼっさ 「だいすき」

 

魔女 「まじょも 《ぼっさ》のこと だいすきだよ」

 

 

魔女 「まいばん さむいでしょう」

 

ぼっさ 「うん」

 

 

魔女 「どうしようもなくなったら まじょんちに くると いいよ」

 

ぼっさ 「いや・・ そとで がんばるわ」

 

 

お腹が減っていたのか

《ぼっさ》はモンプチのテリーヌ 一缶と小粒の銀のスプーンを食べた

 

食べる時も魔女の足の間に入って足に体をくっ付いて食べている

食べ終わると頭で魔女の胸をぐいぐい押してしたたか甘えてくる

魔女の服が《ぼっさ》の涎でドロドロになる

全然いいですけど

 

口内炎の《ぼっさ》

丸まって寝るから胸も腹も流した涎と共に枯れ葉や細い枝が毛に絡まって固まっている

ひっくり返ってお腹を出す《ぼっさ》

ひたすら固まった毛玉を取る魔女

 

口の周りは涎だらけ

身体は酷く汚れてしまって、毛もバサバサだ

 

《ぼっさ》はもう相当な歳だ

魔女はこの子を子どもの頃から知っている

若い頃はとても大きくて美しい毛をしていた

 

このところは毎年冬を乗り切れるのか、そればかりを心配してきた

そして今年もそうだ

 

40分ほど私は膝に《ぼっさ》を抱えて過ごした

 

・・行かないと

 

魔女の後を付いて来ようとする《ぼっさ》

何が何でもついて来ようとするので

通行人があった時に立ち上がってその人の側を歩く

 

そうすると《ぼっさ》はついて来ない

見知らぬ人は警戒の範囲だから

 

ずっと一緒にいたいけど

公園のみんながお腹を空かせて待っているから

 

見送る《ぼっさ》の顔が、目が、淋しそうで・・ 

たまらない

 

明日は雪になるかも知れないという

歳を取った《ぼっさ》が心配でならない

 

 

 

 

公園は相変わらず賑やかで

この周囲にも10にんほどおります

 

 

冬の のらさんご飯はカラスとの闘い

今日も食器を2つ奪われたけど、奪還した

 

帰ろうとすると遅れてやって来るエリア違いの子たち

《こだこん》とか《たぬたぬ》のきょうだいの《むさし》や《ぐれこ》

そしてボロボロのお爺ちゃん猫も来たよ

 

・・なかなか帰れない

この時点でもう昼になってしまった

 

ようやくみんなのお腹を膨らませて、荷物の見張りを《つんでれ》に頼み

年賀状に貼る切手を買いに、公園から更に急坂を上ったところにあるコンビニに向かう

年賀状も もう切手が剥がれないように糊までも持参し、えっちらおっちらと坂を上る

そこの前にはポストがあるので直ぐに賀状が出せる

 

懸命に坂を上って、ようやく着いて、「¥63切手を3枚下さい」 というと

切手が入っているファイルを出してきて 「ありません」 と言われた

 

「ない~?!」 思わず大声が出てしまったょ

 

 

落胆極まりない帰り道、《しろ》の母親の《あんず》に呼び止められた

 

 

あんず 「ねえ、まじょ」

 

魔女 「なあに?」

 

あんず 「わたしの こども いいこでしょ」

 

魔女 「《しろ》は やさしいこね」

 

あんず 「あのこ かってに いいこに なったのよ」  ぺろっ

 

魔女 「そこ、あなたが じまんするとこ?」

 

 

 

そうして《あんず》と別れて歩いていると

 

 

2ヶ月前から行方不明になっていた《MY》が突然現れる

 

MY 「まじょ・・」

 

魔女 「あんた なんで こんなとこに いるの!」

 

 

MY 「おなか すいた」

 

魔女 「ごはんは あげるけど こうえんに もどりなさい!」

 

 

 

やっとの思いで家に戻り

今年最初の生ごみを出し

切手を買いに走る

 

もう・・ 絵なんて描く時間なぞありゃしない

 

 

それどころか・・

このとっ散らかった部屋をどうする?

 

一昨夜から家族①は小旅行に出掛け

家には魔女と軍団だけ

 

それをいいことに魔女と軍団は部屋を散らかし放題にした

それにしても・・ 

どうしてここまで散らかった?

 

どうしよう・・

家族①が帰って来たら叱られる

 

か、片付けないと

片付けないと

片付けないと 

叱られる・・

 

更に明日は猫アレルギーの咲耶がやって来るのだ

散らかった部屋も、猫の毛も、何とかしないと

そ・・ 掃除しないと

家族ちぃにも叱られる

 

どうしよう

どうしたらいい?

 

ひょっとして私

片付けたくなくて長々とブログ書いてる?

 

 

ヤベ!

家族①が帰って来た!!

 

 

ブログおしまい!