小値賀島は不便だから素晴らしい | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

小値賀島到着日は日曜日で・・ 店はどこもかしこも休み

店といっても、小さなスーパーや食事処が船着場周辺にあるだけなんだけど

 

実は到着直前に民宿の主人が祭りの予行練習中に右手首を骨折

料理が作れなくなったので宿は素泊まりということに相成った

 

なので食事の調達は自分たちでやらねばならない

 

到着早々食に困る私たち一行

一軒だけ開いてた凄くちっちゃな食品店を見つけ、パンと飲み物を買う

 

それを食べて島を半周し

船付場に戻って、はやり運良く開いてた食堂でちゃんぽんにありつけた

 

午後は島出身のけいこちゃんが従姉妹と会う、ということで

魔女と家族②とで行き当たりバッタリの島巡りとなった

 

 

神社だぁ

 

 

この鳥居の先にも鳥居があって

 

 

 

その鳥居の先の階段を降りると

 

 

 

海に向かって鳥居がある

 

 

 

 

本殿の横にはこんなんがあって

奥にはどんな神様がおわすのかと思いきや

 

 

 

不在・・

 

 

 

ねえ・・ 神様はどこに行っちゃったの?

 

あ・さん 「なに? かみさま?」

 

 

 

神様はどこなの?

 

うん・さん 「んなもん しらんわ!!」

 

 

 

 

うん・さんに怒鳴られたので神社を後にし

 

 

道路独占的なこの地ならばかなり飛ばせるじゃないか、と嬉しくなり

安全運転の家族②と運転を交代してアクセルを踏み込んでビックリ

唸るばかりでスピードなんてなんも出やしない  

車が古すぎた・・

 

 

 

それにしてもほんとうに人も車もいない

信号も港近くにある1基だけ

それもどうやら子供たちに信号機というものをわからせるためのものとか・・ ほんとうかいな

 

何時間走らせていても極たま~に軽がやってくるくらいで

出会うのは道路を渡る蟹さんたちや蛇さんたちばかり

 

走行中、道路の真ん中でトグロを巻く蛇さんがおって

車を降りて見てみたらそれはシマヘビさんで

首に怪我をしていて口から血を流していた

傷の具合から見て、鳶か何かにさらわれる途中で地面に落ちた(落とされた)ようだ

 

ぐったりとした顔や傷があまりに可哀想で、その様子が凄く悲しくて

とぐろのまま抱えて道路脇の藪にそっと置いた

傷が癒えて元気になりますように、何度もそう言葉を掛け、祈りながら車に戻った

 

 

 

 

てきとーに走っていると、こんなところに行き当たった

 

 

 

もう寝るしかないわ・・ ぐっすり寝たわよ

 

 

 

 

やっと起きて

道なき道を分け入ると

 

 

 

鳥居発見

 

 

 

祠もみっけ

 

 

 

 

丘の上から海を見ていたら海岸に行きたくなった

 

これもまたテキトーに走っていたら赤浜海岸という標識を発見

 

車を降りて浜まで歩く

 

 

こげな階段を降り

 

 

 

さらに階段を降り

階段は草の下にちゃんとおわすの

 

 

 

 

やっとの思いで辿り付いた海岸は、その名の通り赤かった

 

 

 

砂も赤けりゃ

 

 

 

石も赤い

 

火山で出来た島だからでしょ

 

 

 

 

 

こちら珍しい鳥さん

 

てか、近っ!

 

 

 

 

明日は早朝に無人島に渡る

 

無人島には何もないから今日中にこの島で食べるものを調達しておかねばならない

それで集落のある港に戻ってみたら

 

ほんの数軒だけだったけど、開いてた店が・・ 全部閉まってる

まだ夕方5時なのに・・ 閉まってる

 

勿論コンビニなんてあろうはずもなく

恐ろしく慌てる私たち

 

ちゃんぽん屋の他に1軒開いてる食堂風の店があったな、そこで何か買えないかな

と思って行ってみたら、既に本日は閉店しましたって・・

いったい何時に閉店したんだ?

 

店という店が全部閉店してる・・

夕方5時ですぜ

 

 

そうか・・

無人島に空腹

似合うじゃないか

 

海に飛び込んで魚を調達するしかないかー!

 

 

 

 

待てよ・・

 

それよか今日の夕食はどうするの!!

 

前日からご飯なし?!

 

 

 

 

そしたら、私たちの夕食がないことを知った誰かが

どこかの店に仕出し弁当を註文してくれていた

 

その店だって休みだったんだろうに

わざわざ3人分のお弁当を作ってくれたの?

 

 

註文してくれた方がどこの誰だか知らないけれど

料理を作ってくれたのがどこのお店だかも知らないけれど

 

なんと有り難いことか

 

 

でも・・ 明日のご飯がないの