《とらたん》のいっとうしょう物語 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

雨の中、のらさんたちはびしょ濡れ濡れになりながらも待っていてくれます

 

最近は蒸し暑いせいでみなあまり食欲がありません

それなら雨の当たらないところで休んでいればいいのに

 

きっと

魔女が来るから

そう思って義理堅く待っていてくれるのでしょう

 

 

 

正面は長老組のベンチ

ひとりだけ若い《たてがみ》がいますが、それは病気の《オダギリくん》がそこにいるからです

 

 

 

 

「雨が強いからそこで待っていなさい」 と言っているのに迎えに来る《すがりつきにぃ》

さすがにいつものようにごろんごろんはしませんでしたけどね

 

 

 

 

「《つんでれくん》もそこで待っていなさい!」

 

 

 

魔女の後ろには他のベンチの下で待っていた10にんくらい若い子たちがくっついて来ています

ベンチの下と言っても、板には隙間があるので変わりなく濡れるんですけどね

 

 

 

そんな彼らのご飯を終え

今日は雨でみんなと遊べないため、魔女は猫ご飯の大量買出しに行きまして

帰宅後、この時間まで教室の仕事を致しておりました

 

今日は斯様に忙しく、夜ものらちゃんのご飯があるので時間に余裕がありません

みなさまのところへの訪問も遅れておりますこと、申し訳ございません

 

 

 

一昨日、 『2年前の今日あなたが書いた記事』 というのが目に留まりまして

それは 『とらたんのいっとうしょう物語』 でありました

 

長い付き合いの多くの読者さまは既にご覧になっていらっしゃる記事ではありますが

『いっとうしょう物語』が大好き、とよく言っていただけるので

本日もリブログで申し訳ないのですが

あの頃の《とらたん》を見てやっていただければ幸いと思います

 

 

 

 

 

これより約1年半後

舌癌を患った《とらたん》は魔女家に引き取られます

そうして1年5ヶ月を《ふぁふぁ》のいるまじょねこ軍団と共に暮らし

昨年4月、《とらたん》はまじょねこ全員に見送られて静かに息を引き取りました

 

その後、《ふぁふぁ》も今年3月に亡くなりました

 

 

 

これまで30にん程の猫さんを自宅で看取り (病気の子を連れて来ることが多いので仕方ないけれど)

50名ほどののらさんたちと《サンボ》の時と同様、またウィルス感染による別れなどを繰り返してきました

 

その度に魔女の心はぼろぼろになって

その心を繰り返し繕い直してきました

 

そうして私は、これからも同じことを繰り返すのです

 

別れは言葉にならないほど悲しくて辛いけれど

それでも彼らと出会わないよりは、出会えてほんとうによかった

あの子たちは、私の心をきれいにし、成長させてくれた恩猫たち

 

感謝しかありません