公園物語 ~ 《ドナ》の赤ちゃん、その後 ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

今日は《ボンネット》の誕生日(家の子記念日)なのですが

昼間は魔女が仕事で忙しく、パーチーは夜になってしまいます

 

今夜ののらちゃんご飯は他の猫ボラさんにお願いしましたので

魔女は《ボンネット》の誕生パーティーに専念しますよ

 

なので、誕生会については明日お伝えということとなり

今日は公園のお話しをしますね

 

 

 

この前お書いた《ドナ》の赤ちゃんのことです

 

鳴き声が聞こえた翌日の夜から暴風雨となり

魔女は眠れないほど気がかりで、心配でおりました

 

翌朝も風雨

その後、雨上がりに行ってみましたが

《ドナ》と母親の《マミーエプロン》は公園におりませんでした

 

 

嵐のような天気で草むらの赤ちゃんがどうなったか気になって

まさかとは思うけど、あの辺りにいないか確かめてくれるよう《しゃっぽ》に頼みました

 

蔦が絡まる草むらに潜ってくれ、暫くしてやっと戻ってきた《しゃっぽ》

なんだか疲れちゃったみたい

 

 

 

 

魔女 「どうだったー!」

 

しゃっぽ 「いないよ」

 

 

 

 

魔女 「ほんと!」

 

しゃっぽ 「うん、いなかった」

 

 

 

 

《まつこ》も探してくれました

 

 

 

魔女 「《まつこ》、どう?」

 

まつこ 「どこにも いないよ」

 

 

 

 

 

赤ちゃんはどうなったんだろう・・

 

みんなに聞いてみることにしました

 

先ずはクソ暑いのに魔女の膝で爆睡する《ちずのすけ》を起こす

 

 

 

 

魔女 「ねえ、《ちずのすけ》」

 

 

 

 

 

魔女 「《ちずのすけ》ってば!」

 

 

 

 

ちずのすけ 「う~ん・・ なんだよ うるさいな」

 

 

 

 

 

 

魔女 「この前、いっぱいの雨、風、来たじゃない、 その時か、その前に《ドナ》が子供をどこかに咥えてくの見なかった?」

 

ちずのすけ 「みてないな」

 

 

 

 

ちずのすけ 「だけど こどもは だいじょうぶとおもうよ」

 

 

 

 

ちずのすけ 「あっちのほうに ひなんしたみたいだ」

 

魔女 「ほんと?!」

 

 

 

 

 

ちずのすけ 「おれ・・ また ねるわ」

 

 

 

 

 

 

魔女 「ねえ、《つんでれ》はどう思う?」

 

 

 

 

 

つんでれくん 「あっちに いると おもうよ」

 

たてがみ 「うん、あっちに いると おもうよ」  

 

魔女 「ほんと!」

 

 

 

 

 

オダギリくん 「《ドナ》、あっちから くるし あっちに かえってくよ  あっちに こどもが いるんだよ」

 

魔女 「そうか! そうなのか!」

 

 

 

 

 

 

丁度そこにやってきたのは《マミーエプロン》

 

魔女の前を通り過ぎるところをすかさず訊ねる

 

 

 

魔女 「《マミーエプロン》待って! 《ドナ》の赤ちゃん、大丈夫なの?」

 

マミーエプロン 「はあ?!」

 

 

 

 

マミーエプロン 「あたしを まめちゃ いけないよ! こどもの すだてかたなら わかってるわ!」

 

魔女 (まめちゃ・・  すだてかた・・)

 

魔女 「《マミーエプロン》が助けてくれたのね! そうなんだね!!」

 

 

 

 

 

嵐が来ると察知した《マミーエプロン》は《ドナ》に赤ちゃんを運ばせたのか

はたまた自ら運んだのか・・

 

その後も猫さんたちから情報を集めたところ

どうやら《ドナ》と《マミーエプロン》は公園近くの空き家に赤ちゃんを運び込んで育てているもよう

 

ふたりは交代で子供の世話をしているようですよ

 

そうだよね

風雨の中、赤ちゃんを置き去りにする猫のお母さんなんていないよね

 

よかった

ほんとうによかった