勝手組 ~《どったん》のどっしよっかなー ~  | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

猫は甘えん坊

 

住宅部東の夜は2時間程を要し

明けて朝の公園組の全員のお相手は最低3時間掛かるので、午前中の時間はそれで全部潰れる

 

そうしてお昼過ぎに家に戻って一休みすれば

即座に膝の上に《バニャ1号》が乗り、そして胸には《巨大猫チャンドラ》がすがりつき

左に《78》、右に《ボンネット》が張り付いてきて

そんな彼らの上を《ユリぼうず》が踏み歩くという・・

 

そんな中、廊下ではかって組が 「ぼくら(あたしたち)にも かまえ! かまえ!!」 と鳴き喚いており

 

もう・・

どこからどうすればよいのか・・  わかりませぬ

 

とにかく、猫で始まり、猫で終わる日々であります

 

 

今日も今日とて

のらちゃんごはんから戻って玄関を開けると

 

そこに待ち受けていたのは《かってに》

 

 

家に入る前に魔女がメダカにご飯をあげていたら

 

 

 

かってに 「はやく おうちに はいろうよ」

 

魔女 「ちょっと待ってて」

 

 

 

 

かってに 「ぼく、ずっとまってたんだからね!  はやく はいろう!!」

 

魔女 「はいはい」

 

 

 

 

かってに 「はやく! はやく!!」

 

 

 

 

 

2階の洗面所では《どったん》が待っていて

 

「まじょ よしよし してよぉ」 とせがむ

 

とにかく荷物を置かなきゃ、とリビングのドアを開けると

当たり前のようにリビングに入る《かってに》

 

ドアの向うで待ち受けていたまじょねこ軍団、入って来た《かってに》を見て思わず後退り

 

撫でて欲しい《どったん》もくっついてきたが・・

ドアのところで立ち止まり

 

 

 

どったん 「まじょ・・ いっしょに ろーかに かえろう」

 

 

 

 

かってに 「まじょは いそがしいんだよ、よしよし してほしかったら おまえも へやに はいんな」

 

どったん 「え・・」

 

 

 

 

どったん 「だけど・・ いろんなねこ いるよ」

 

かってに 「だれも なんも しやしないから はいって おいでよ」

 

 

 

 

 

どったん 「う~ん  どっしよっかな・・」

 

 

 

 

どったん (かってに  おへや なか あるきまわってる・・)

 

 

 

 

どったん (かってに、ってば まじょに あまえてる・・)

 

 

 

 

どったん 「なか はいって とが しまったら こわいし・・」

 

 

 

 

どったん (どうしよっかな・・)

 

 

 

 

どったん 「あかちゃん しんぱいだから やっぱ はいんない」

 

 

 

 

 

《どったん》の赤ちゃんがどこにいるのか知らないけど

魔女家の傍なのは確か

 

それはね

《バニャ1号》が散歩をするのに外に出たとき

近くで凄い叫び声がしてして

 

何事かと魔女が外に飛び出したら

《バニャ1号》が玄関に向かって走ってきて家に飛び込みながらひとり言みたいに言ってたんだ

 

「やばい・・ 見ちゃいけないもの見ちゃった」

 

たぶんこれは

《バニャ1号》はそこらをうろついている中で、偶然《どったん》とその赤ちゃんたち?がいる場所を覗いてしまい

警戒した《どったん》が子供を護ろうと大絶叫したもので

 

子供猫とも見まがう小さな体の《どったん》は

現在必死で子育てを致しております