いい加減話を戻さないとね | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

 

 

何日前の話だかわかんなくなっちゃったよぉ  ← 話が逸れちゃったからね!

とにかく連休後半の夜だ

先に公園を見回ってから駐車場に足を踏み入れると、《ぶす》と《しゃま》、そして《らぶ》が駆け寄ってきた

 

彼らと一緒に駐車場の隅っこのいつもの場所に行こうとしたら

その場所の近くに背の高い黒尽くめの男性が立っているのに気づいた

 

 

ヤバイな・・

立ち止まる魔女

 

どうしたの? はやく いこうよ

 

と、足元で魔女を見上げる《しゃま》たち

 

そうして猫たちはその男性をまったく気にせず、その人の側を通り過ぎて行く

 

猫が気にしていないのなら悪い人間でもあるまい

そう考えて魔女も猫たちについて行く

 

そうしたら男性は魔女が気味悪かったのかなんなのか

その場から少し離れたところに移動した

 

 

私はみんなと一緒にいつもの場所に行き

そこで今この場でご飯をあげていいものかどうか迷っていた

 

それで甘えてくる《ぶす》と《しゃまを》撫で回しながらその男性の様子を伺うことにした

 

するとそこに1台の大きな外車がやって来てお兄さんの車の隣に停まった

それは全面にウィンドウが連なった感じの、恐ろしくでっかいワンボックスカーで

室内はブルーに輝いている

 

あれはかなりの高額商品だな・・ 値踏みする魔女

 

 

車からやはり背の高い男性がふたり降りてきて

先にここにいた男性がその人たちに近寄り、彼らは何やら話し始めた

 

話の内容はわからないが、談笑している

 

それからひとりが携帯を取り出して誰かと話し、直ぐに切った

 

 

とにかくこの3人、大変上背があり、着ているものもかなり上等に見え、決して素人ではない雰囲気

かといって、その筋のお方にも見えない

年のころは30代かなぁ

 

いったい何者なんだ・・

 

腹を出して甘える猫たちを両手でガシガシ撫でながら

魔女は暗い駐車場で彼らから目を放せないでいた

 

 

かなり怪しいけど、悪い人たちではなさそう  ← どんなんや・・

 

 

私たちは暗がりにいるものの

男性たちとの距離はさほどなく

しかも彼らはなか立ち去る気配を見せないので

 

魔女はもういいや・・ と思い

猫たちにご飯をあげることにした

 

 

 

そうして猫たちがご飯を食べている時

ひとりの男性が駐車場に入ってきた

 

しかし猫たちはその人に一瞥もくれず、ご飯を食べ続けている

 

 

すると

先ほどの3人の男性

洗練されたような、如かして怪しげな男性たちが

やって来た男性に気づき

 

「○○さん! お久し振りでございます!!」

 

「ご無沙汰いたし、申し訳ございません!」

 

とか言いながら全員揃って上半身を直角に倒し、お辞儀をした

 

「お久しぶりです」

 

と答えたその声は・・  お兄さん

 

 

魔女の手からフォークが落ちる

 

 

 

それから彼らはなにやら楽しげに話をしていて

 

楽しそうに笑い合ってはいるものの

洗練組は極フツーのお兄さんに対して常に低姿勢で敬語

 

 

お兄さんのちょっとオンボロの車についても

 

「大変なことになってますね」

 

「エンジンはかかりますか?」

 

とか何とか心配し

 

「よろしかったら僕の車を使いますか?」   ← でっかい外車ね

 

などと申しており・・

 

 

 

猫にご飯をあげ終わり、膝の上の《ぶす》と足元で腹を出す《しゃま》を散々なで続けていた魔女は

さすがにもう帰らないと、と立ち上がる

 

暗がりから立ち上がって少しの灯りに照らされた魔女を見て

お兄さんが会釈をした

 

すると・・

側にいた3人の男性たちも私に向かって深々と頭を下げた

 

 

 

 

だからね

ブログ、長々と寄り道しちゃったけど

 

あのお兄さんはいったい何者? って話がしたかったのよ

 

 

 

知るかよ バカーー!!!