《とらたん》の猫生 Ⅱ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

 

 

 

 

《とらたん》に青空のような紫陽花のお花が届きました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《とらたん》が息を引き取った翌日に送られてきたお花はとらたん色をしていまして

その中にひと際とらたんを思わせる一輪の花がありました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前に書いたブログと重複します

 

 

2015年8月の終り

それまで放浪を続けていた《とらたん》は住宅部東に辿り着きます

 

 

 

 

 

 

住宅部東の駐車場に現れた《とらたん》

 

 

 

 

 

 

 

ここで性格の良い《ふぁふぁ》と《たんぽぽ》きょうだいに迎え入れられた《とらたん》は

長きに渡るそれまでの放浪生活を終えることとなります

 

 

 

 

 

 

 

《ふぁふぁ》

 

 

 

 

 

 

 

 

《たんぽぽ》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして《とらたん》

 

 

 

 

 

 

 

ここに来た時の《とらたん》は人間不信でありました

私の顔を見ると、鼻に皺を寄せ、赤い舌を見せて激しく威嚇しておりました

 

・・きっとこれまで人にいやな目に遭っていたのでしょう

 

 

けれども、その翌月には心を許して寛ぐ姿を見せてくれ

じきに撫でさせてくれるようにもなりました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔女がここでみんなにご飯をあげていると

怒鳴ってくるオヤジや、迷惑だと文句を言うオバサンたちもいて

 

去勢したばかりの《ふぁふぁ》に抗生剤を飲ませるのに

《ふぁふぁ》がマンションの駐車場から動かないため、そこで薬入りのご飯を食べさせてたら

不法侵入者として警察を呼ばれたりもしまして 

 

まあとにかく私は猫嫌い人間を相手によく喧嘩をしたものです

 

 

特に 

「猫なんて飢え死にさせればいいんだよ!」 と言い放ったオヤジに

 

「それならあんたがその手本を見せてみなさい!」 と言い返した私との喧嘩はハンパなく

 

 

今ではそのオヤジ、半ノイローゼ気味にてすっかり引きこもりと化しております

 

 

 

 

それやこれやで私

のらちゃんたちには公道に停めた自分の車でご飯をあげることに致しました

 

 

 

 

 

 

真ん中が《とらたん》です

 

これなら雨の日も問題ありません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《とらたん》は食後も車から出ようとせず、毎回こうして立てこもっていたものです

 

 

 

 

 

 

 

 

《たんぽぽ》と《とらたん》は魔女が帰るのを嫌がり

《とらたん》は車の中に、《たんぽぽ》は車の下に入り込み

車を出させない作戦を実行する毎日でした

 

 

何とか《とらたん》を車から出し

致し方なくエンジンをかけて《たんぽぽ》にも車の下から移動してもらい

 

そうして立ち去る車を、このふたりは必死で追ってきたものです

 

 

 

 

 

 

秋も深まった頃

どこからかやって来たオス猫が彼らの仲間に入りました

 

 

 

 

 

 

とっても可愛いこの子を《ぶす》と名付けました

 

この子はこの後、どこかで去勢手術をされ

魔女の膝の上で大泣きしたこともありましたね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして4にんは共に仲良く暮らすこととなります

 

これまでひとりぼっちで暮らしてきた《とらたん》にとって

彼らは初めてできた優しい仲間でありました

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

※ 毎土曜日は仕事が忙しいのでブログはお休みです