その前に
昨日は前置きの 注）にて申し上げておきました通り、きちゃないお話に終始致したにも関わらず、
皆様は読んでくださり、さらに多くのコメントをいただき
さらに、さらに、笑ってくださり
心よりお礼を申し上げます
これで《ボンネット》救われました
魔女はあんまり救われてないけど・・
さて、これは先週の金曜日のお話
過去のお話ばかりでごめんね～
この日も魔女は忙しく
ゆうさんにご用事があったため、午前中は公園組のご飯と遊びの相手
そして午後からは先月末に交通事故で折れた足の骨の手術をし
今月の初めに退院した親友の弟の家の猫を連れて動物病院へ抜糸に向かった
手術痕が痛々しいこの子の名前は《アトス君》
近所のゴミ捨て場でまだ小さな仔猫４にんだけで暮らしているところを保護されました
３にんの男の子の名前は《アトス》、《アラミス》、《ポルトス》
で、残りのひとりは女の子で、その名を《ミレディー》かと思いきや・・ 《おこりん》という
車に乗るとヤダヤダとキャリーを引っ掻いていましたが
５分もしないうちにうとうと眠ってしまいましたよ
それで病院に着いたら
担当の院長先生は相変わらずの手術中
この先生、一日何例手術してるんだ、ってほど常に手術室詰め
それでも手術を終えて、というか、次の手術までの合間にやって来て
レントゲンを撮り、抜糸をしてくれた
で、一般診察室とは別の、モニター等がある診察室で待っていて
ちょうど院長が現れようというとき、魔女の携帯が鳴る
家族①からだ
余程の用事がない限り電話をかけない魔女家の家族
何事かと電話に出ると
家族① 「私が帰って来たら廊下を軍団がうろついてて、洗面所のドアが開け放たれてる！」 （洗面所の窓は猫用出入り口として常に開いている）
魔女 「何ですってーーー！！ お部屋開放にして出たから洗面所のドアはちゃんと閉めて行ったわよ！」
家族① 「それが開いてるのーーー！！」
魔女 「軍団はいるの？！ 誰がいないの？！」
家族① 「わからない！ 今から確認する！！」
それで電話を切って、既にそこにいる院長に向き合うも
院長 「１０にんの猫が脱走したの！」
魔女 「まだわかりません！」
・・から始まった抜糸
ビスを使わない手術は大成功で
折れてずれていた骨はほぼ元の位置に戻っていた
先生すげえ！！
で、友人の弟が支払をしている時
（この支払、退院時に料金を確認したら１３日間の入院に血液検査、レントゲン、手術費、点滴、薬、諸々で￥130.000と言われていて、それに今回のレントゲンと抜糸代が入るとのことで、彼はその分を追加で用意して行った・・ のにも関わらず総計で13万切ってた 院長先生、疲れてる？）
で、支払いの間、外に出て家族①に電話を掛ける
《ユリぼうず》は脱走不可能
《ふぁふぁ》と《とらたん》と《ひな》は外に出る気なし
《バニャ１号》、《バニャ２号》は出てもすぐに帰って来る
けれど・・
《78》が心配
いじめっ子の《凜》が外に出ていたら不安
テラスから落ちてしまい、家への入り口がわからず、１ヶ月もお化け屋敷でお化けと暮らした経験のある《チャンドラ》が心配
そして・・《ボンネット》が危険
ドキドキしながら確認したら、《バニャ１号》以外、全員家の中にいるという
よかったーーー！！
猫がドアを開けたとしたら《凜》しかいない
あいつめ・・
そんなこんなで《アトス君》を鎌倉の家まで送り届け
自宅に戻ったら・・
《バニャ１号》はじきに戻ったけど、今度は先ほどまでいたはずの《凜》がいないと言う
今度は 《凜》かよーー！
夕食の時間になっても帰ってこない
しかし《かって一家》は時間通りにやって来た
みんな怯えてもいないし、ふつうに明るい
《いじめっこ凜》はいずこに
そうして夜、のらちゃんのご飯に行こうとしたら・・
アトリエから鳴き声が
ドアを開けると情けない顔の《凜》が佇んでおる
こんなところに閉じ込められておったのか！
急いで外に通じる洗面所のドアを閉め、《凜》をリビングに誘導する
みなさま
これで万事事なきを得たと思ったでしょう
ところがですよ・・
アトリエの壁紙がビーリビリさ！！！！
こちら
魔女が帰って来た時
まだリビングのドアが開いていて
洗面所のドアも開いていて
猫用出入り口から外に出ることが可能だと勝手に思い込んでいる猫の情けない図であります
あの悪夢が再び・・
こたつふとんに頭を突っ込んで、災いを避けようと必死の《ボンネット》