アトリエの生徒たちによく言われます
「まじょ・・ なんでそんなに爪が長いの？」
私、答えます
魔女 「それはね、鶏の胸肉を薄く引き裂くためよ」
生徒 「・・」
魔女 「それとね、キャットフードのカリカリを細かく割るためさ」
生徒 「・・」
私自身の現在は病猫のために全精力を使っております
これはもう、まじょねこ筆頭者としての意地であります
私が見かねて外から連れて来た病猫軍団ですから
私には責任がございます
今は彼らの病院代と食費を稼ぐ為の仕事以外
自分のことは一切いたしませんから！ ← 宣言しちゃう
先ずは癌を宣告されていて、現在最も心配な《とらたん》
固形食を摂らなくなりました
そんな《とらたん》には総合栄養食のちゅ～るを１００本用意いたしました
それだけで飽きてしまわれるといけないので
他の味のも用意しましたよ
さあ、舐めたまえ
舐めたまえ
これを好きなだけ舐めたまえ
と言っても、そう簡単に舐められないのですよ、これが
先ずちゅ～るを容器に移します
それを指先でもって探り、たまにある小さな粒を避けます
指先に取る分に塊がないのを確認し
そのまま指から《とらたん》に舐めていただきます
最初は１回に１本舐めるのがやっとだった《とらたん》でありますが
皆様からの励ましをいただいてからは頑張り始め
数は２本、３本と増え
今では１回につき、総合栄養食３本分、その間に違う味のものを一度与えられるようになりました
これを１日３回行うわけで
それを続けて５日目の今日は
ちゅ～るの細かな粒は避けずに指でしっかり磨り潰せば食べられるようになりましたし
この爪でもって砕いたカリカリも多少ではありますが食べられるようにもなりましたよ
健康な猫には考えられないことですね
ぼく、頑張るから！
次、 《ふぁふぁ》
のら時代からの口内炎と慢性鼻炎
この慢性鼻炎がこのところの昼夜の寒暖の差で悪化し、大変なことになっております
処方されたのは抗生剤と口内炎症を抑える滴下薬
痛いので絶対に口を開けません
口の側に手を伸ばすだけで逃げ出します
好きなどろどろご飯も、抗生剤を入れると舐めませぬ
口内炎用の滴下薬の小さなボトルは１週間以内に使い切らねばなりません
これらを無駄にしたくはありませんので強制的に与えましょうね
幸い、《ふぁふぁ》はその時は大騒ぎを致しますが、根に持たない性格
この性格を利用しない手はございません
抗生剤をほんの少しの液体栄養食で溶かしたものをシリンジいに入れ
私は座った状態で、逃げ出さないよう足の間にむこう向きにて《ふぁふぁ》を挟み
指で首根っこを挟んで顔を持ち上げるように引きます
すると必ず
「やだー！」
と叫びますので、開けた口の中にシリンジの抗生剤を素早く注入
こうして抗生剤は朝晩２回
口内炎用の薬もやはり同様にして１日３回行います
その後は
「まじょのばかー！！ まじょなんてだいっきらい！！」
という捨てゼリフを残してこたつに潜り込む《ふぁふぁ》
・・しかし 気がつけばじきに魔女の側におります
単純というのは、実に素晴らしいものです
黄昏る単純男
次、やはり口内炎の《バニャ２号》
回復を見せております
やらたご飯を欲しがります
しかし、もはや口内炎発症前まで食べていた固形物は一切食べずであります
それは、それまで自分が健康体であったために軍団の余り物を何でも食べさせられていた時の
あの・・ 横目で見ていた病気猫が食べている美味しそうなものへの憧れが、ここにきて一挙に顕になったものと思われ
ほんとうに固形物が食べられないのかどうかは・・ 疑問
私、固いの食べられないから！
病猫の食事話はまだまだありますので
また明日に続きますね
魔女家の桜が咲き始めました
・・エイリアン ジャスミンも
こちら、水曜日は雪になるかも知れないとか
外猫が心配
特に、風邪をひいてしまい、咳が止まらない《しゃま》が気がかりでなりませぬ