空に向かって伸び続ける月下美人の茎
《インドラ》が逝ってしまってからは
まじょねこ軍団はふざけることもなく、《ひな》のご機嫌が悪かった意外はみな静かになってしまい
魔女は写真も空と月と野良ちゃん軍団のが殆どで
現在もまた気が晴れないことが進行中で
どうしても楽しい日記が書けません
だから
魔女という生きものについて書きます
と、言っても
何がわからないって、自分というものがわからない
たぶん、私より周囲の猫や友だちの方が魔女のことはよく知っていると思われますが
だからといって、 「私ってどういう人なの?」 って彼らに訊ねるのも空恐ろしく
ヤバイです ← 何言ってんだ・・
みなさまは他人の人となりなど聞きたいないかも知れないけれど
今、魔女は猫のお話を書く気になれないので
猫のお話を読みたい方は今回はスルーしてくださいね
取り敢えず、自分がわかっていることだけ書きます
両親はおりました
風変わりな父親は獣医で、当時は動物のウィルスや細菌研究をしていました
母親は、これもエキセントリックな魔女の唯一の理解者で、それはそれは心の優しい人でした
私は父が仕事で赴いていた、遠くは離れたところの山奥で動物と一緒に育てられました
というか、多分自ら動物と暮らすことにしたのかも知れません
といかく大自然の中で
幼いまじょは、なりふり構わず日々を自由に送っておりました
そう
自由だったのです
私の人格の基本のすべてはこの時代にあります
時は流れ
自然と自由という素晴らしい世界に別れを告げ
人間の世界に身を置かねばならなくなり
人間というのは、自分がそれまで一緒に暮らした動物たちとはあまりにかけ離れた性分のいきものと知った驚愕から
幼いくしてその仲間に入ることを拒否しました
しかし
それは私ばかりでなく
動物に育てられたことで気が荒く
ものの見方やその基準がまったく違う
とにかく人間離れしていたんでしょうね
周囲もまた私を受け付けませんでした
これは私にとっては好都合で
常にひとりで過ごすことができました
あまりに気が荒いので周囲から怖がられ、敬遠はされても
私を虐めるほどの者は誰もおりませんでしたし
そんな私と共に時を過ごすのは動物と虫たち
彼らといると非常に楽しく、心が洗われるようでした
魔女は決して人の世界には迎合しない、と 子供心に決めておりました
規則もまた苦手で
それは今でも同じ
常識(常識がわかるよういなったのよ)と、真っ当な心があればそなものいらないだろう
その後
やっぱ・・
人間はそうでない人が多いから規則が必要なのか、と知ってビックリ
でも、やはり規則は苦手
たぶん、他に締め付けられるのが異常にイヤなのだと思うんです
体も、心も、生活も、生き方も
だから子供の頃は学校が辛かった
きちんと列に並ぶ意味がわからないし
先生のつまらない話を長々と聴くのも苦痛で
時間通りの、そしてそれに追われる日々の生活も辛く
給食も一切食べなかった ← これはただの偏食に因るものです
結局、魔女は集団生活には完璧に馴染まず
それは苦痛以外のなにものでもなかったのです
え~っと・・
それから何書こうか・・
ちょっとわからないので続きます