インドラはジョン ブリアンとの悲しい別れを経験し
幼心にその意思を受け継ぐ決心をいたしました
拙い言葉ながらも一生懸命に日記を言い始めるのです
ネバーランドに住むジョン ブリアンはそんなインドラの側にいて
小さな子の言う日記を助けてくれました
インドラは日記をいうことを頑張りました
そうすることで常にジョン ブリアンと一緒にいられると感じていたからです
時には疲れてしまい、その途中で眠ってしまうこともありましたが
年が明け、インドラが猫として1才になったころ
小さな仔猫がやってきました
それは母親とはぐれてしまった仔猫で
インドラはその子をたいそう可愛がりました
母親とは別れ別れとなり
人間の家で何もかもが初めてのことに戸惑う仔猫の
インドラは世話に明け暮れます
自分がジョン ブリアンに教わったように
仔猫にご飯の食べ方を教え
慣れないトイレに泣く子をなだめて躾け
玩具の器から自分のお気に入りのものを探し出し
それを仔猫に与え、遊ばせる
そんなインドラの姿が見えない時には
仔猫は大きな声で鳴いてインドラを探すほどに懐いておりました
しかし仔猫は半月ほどをここで過ごし
里子となって新しい家族の元へ行ってしまいます
それを悲しみ、淋しがるインドラは
それからというもの、毎日機械の中の仔猫を見つめて過ごしておりました
インドラのそんな気持ちを知った仔猫の新しい家族は
時々仔猫をまじょの家に遊びによこしてくれました
仔猫がやって来ると
インドラは大喜びで力いっぱい抱きしめるのでありました
そらとう名のこの子は
今も元気で暮らしております
この年の寒さも深まった11月に
また親にはぐれた仔猫が家にやってくることになるのです
この子はチャンドラと名付けられ
まじょの家族として暮らすことになります