シャクラの物語 Ⅶ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

地上に降り立ったシャクラはそこで辛い時を乗り越え

インドラとして魔女の家で猫たちと共に暮らすことになりました

 

 

ところが

ここで問題が起こります

 

 

猫を化身としてやってきたシャクラは

姿だけを猫としたものですから

 

猫としての形ではご飯もまともに食べられなければ、水も飲めなかったのです

 

後にお魚などのご飯は下手くそながら少しだけを噛み付いて食べることを覚えましたが

水の飲み方はいつまで経ってもさっぱりわからず

栄養を摂るのは魔女が口に流し入れてくれるミルクに頼るしかありませんでした

 

 

その上、猫として鳴くことも出来ず

何か言おうにもただ一生懸命に口を開けるだけ

猫らしい声なぞまったく出てこないのです

 

 

 

 

 

 

 

これには他の猫たちも大いに驚きます

 

 

この時シャクラと同じ月齢の仔猫が他に3にんいましたが

彼らは一日に何回もまじょ抱かれてミルクもらうシャクラをおおいに羨ましがり

同じように膝によじ登っては、自分も!自分も!と言い立てます

 

 

 

 

 

 

 

 

さらにシャクラは、固形で乾燥した食べ物ひどく嫌がりました

 

声にならない声で

 

 

これは ぼくの たべものじゃない! 

 

ぼくの たべものじゃない!!

 

 

そう言うのです

 

 

 

 

 

 

Papa-Jton brian&Indra

           ジンジンという猫が、こうして食べるんだよ、と教えるのですが・・ 

           ただ不思議そうに見ているだけ

 

 

 

 

 

YUribouzu&Indra

大好きなユリぼうずが食べているのも ただ見ているだけ

 

 

 

 

 

まじょに それを食べないと何もありませんよ! と叱かられると

食器に顔を突っ込んで食べる真似をしながら眠ってしまいます

 

 

 

 

 

これ・・  たべものじゃない

 

 

 

 

 

      これ たべものじゃない! (声は出ていません)

 

 

 

 

 

これは たべものじゃない! と訴え続けるインドラは

疲れ果てて、いつもその場で眠ってしまいます

 

 

 

 

 

それは水も同じで

しかし水の場合は飲みたくないのではなく、インドラには飲み方がわからなかったのです

 

そんなインドラを常に心配したのはジョン ブリアンという猫でした

ジョン ブリアンは懸命に水の方を飲み方をインドラに教えます

来る日も来る日もインドラを隣に置いて自ら水を飲んで見せるのです

 

 

 

 

Jyon brian&Indra

 

 

 

 

 

 

 

Jyon brian&Indra

 

 

 

 

 

 

しかしインドラは乾燥した食べ物は食べ物じゃない、といい続け

そして、どんなに頑張っても水を飲むことも出来ませんでした

 

 

 

地上の食べ物に馴染む事が出来ないインドラ

 

こんな生活はそれから何ヶ月も続くことになります

 

 

 

 

 

これも たべものじゃない・・