シャクラの物語 Ⅵ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

 

 

この地上で、シャクラはインドラと名付けられました

 

 

 

デーヴァローカから地上を眺めて暮らしていたシャクラは

既にこの家にたくさんの猫がいることを知っておりました

 

ですから10日の期限を待たずにそれらの猫たちと共に生活をすることとなっても、驚きも戸惑いもありませんでした

 

 

それらの猫はまじょねこと呼ばれており

シャクラを家族として優しく向かえ入れました

 

 

こうしてシャクラはその願い通り

まじょという名の人間の家でインドラとして生活を始めることとなるのです

 

 

 

 

Gundan&Indra

 

 

 

 

 

 

Rin&Indra

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼間はまじょの膝にいることが多いインドラでしたが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜にまじょが寝室に行ってしまった後のインドラは

いつもユリぼうずという猫にしがみついておりました

 

 

 

 

Yuribouzu&Indra

 

 

 

 

 

Yuribouzu&Indra

 

 

 

 

 

Yuribouzu&Indra

 

 

 

 

まじょが仕事で出ている間もまた

インドラはユリぼうずといると安心できました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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早朝、《インドラ》のノックが聞こえた気がしてハッと目を覚まし

起き上がって玄関のドアを開けるとそこに《たぬきち》が佇んでいた

 

暫く姿を見ていなかったのだが

他でもご飯を貰っているようなのでそこまで心配はしていなかった

 

けれど10日ぶりに見る《たぬきち》はガリガリに痩せ

左目と鼻は黒いもので塞がり

夥しいよだれを流していた

 

魔女が差し出す鶏のササミも缶詰も食べない

 

 

《たぬきち》はただこちらを見上げ

元気を失った目でもって、何かを言いたげに見詰めるだけだった

 

 

・・ありがとう?

 

 

思わず背中に手を当てる

《たぬきち》は初めて人に触られたというのに、じっとしていた

 

それから《たぬきち》は背を向けて階段を折り始めた

揺れる体は今にも倒れこみそうだ

 

これは尋常じゃない・・

 

 

家に駆け込み、キャリーバッグを持って降りて来たときには既に姿がなかった

あの体では遠くには行けまい

 

それで隣の空き家ではないかと思い、勝手に中に入った

 

庭をくまなく探したがおらず

裏手に回り込んだ狭い場所でうずくまる《たぬきち》を見つけた

 

《たぬきち》は抵抗する気力なくキャリーに入れられ

そのまま魔女は病院へと車を走らせる

 

 

大きかった《たぬきち》の体重は2,8㎏になっていて、重度の脱水と黄疸が出ている

 

先生には出来るだけのことをしてもらった

 

 

今、《たぬきち》はゲージに入って魔女専用のアトリエにいる

 

かなり・・

かなり難しい状態です

 

 

 

《たぬきち》が眠っている間に取り急ぎブログを書きました

今夜はのらちゃんのご飯以外の時間を、魔女は《たぬきち》と一緒にいたいのです

皆様の所に訪問できないかと思います

 

いつもすみません