はいけい ふぁふぁ さま
きょうは ひるまにも まじょが きました
《ふぁふぁ》の おてがみ いいに きた
とおくから まじょが 「おてがみだよー！ 《ふぁふぁ》から おてがみだよー！」 って いって
わたしは うれしがって まじょのとこ はしって いきました
「おにいちゃんから おてがみ きた？！」
「きた！」
うれしかったあー
わたしは うれしくて まじょの あしのまわりを なんかいも なんかいも ぐるぐる まわった
「《ふぁふぁ》の おてがみ なんて？ なんいってた？！」
「ながい おてがみを いうよ」 って まじょ いって
わたしは きちんと すわって おにいちゃんの なが～い おてがみ ききました
おにいちゃん ごはん たべなかった って・・
おにいちゃん 《たんぽぽ》に わるい きもちになって ごはん たべなかった って
どして？
おにいちゃん おぼえてないの？
おにいちゃんが まじょに つれられて いくとき
べつの くるまから おろされて ちゅうしゃじょうに もどされそうに なったとき
まじょが いそいだ かんじで やってきて
「《ふぁふぁ》は わたしが あずかります！」 って いって よその ひとが くるまから おろした おにいちゃんの いれものを かかえた
さむかったよね～ あのとき
《たんぽぽ》は まじょの あしの ところで おにいちゃんが かえってきた！ って よろこんでた
だけど おにいちゃんの いれものが ごっとんごっとん して
ものすごく うごいてた
《たんぽぽ》は びっくりして まじょを みました
「《たんぽぽ》、ごめんなさい 《ふぁふぁ》は まじょが つれて いくね」
私は もいちど ごっとんごっとん うごく いれものを みて
いれものから ちょっとだけ みえた 《ふぁふぁ》を みて
そしたら 《ふぁふぁ》に けがなくて
いつもの 《ふぁふぁ》じゃ なくなってて
いれもの のなかで ものすごく ごっとごと ふるえてた
わたしは これは たいへん たいへん！ って おもった
まじょは くるまに おにいちゃんの いれものを いれて いそいで （車を）うごかした
わたしは まじょの くるまの あとを おいかけながら
「おにいちゃんを おねがいします！ おにいちゃんを おねがいします！！」
って なんども そいって ないた
《とらたん》のときも そうだよ
《とらたん》が へん なって
かおが めちゃくちゃに なって
ごはん いらなくなって
まじょが きて びっくりして
《とらたん》に せっとく ってうの して
いれものに いれて くるまに のせた
そのとき わたしと 《らぶ》は くるまの ことまで いっしょに いって
ふたりで いった
「《とらたん》、げんきに なって！ がんばって！ がんばって！！」 って
ふたりで なんかいも それを いったよ
《たんぽぽ》の おねがいは
《ふぁふぁ》と 《たらたん》が まいにち げんきに しあわせに することです
それで わたしは ひとりで がんばってるんでしょ
《ふぁふぁ》たちが しあわせじゃなかったら どして 《たんぽぽ》は ひとりでいる
《ふぁふぁ》と 《とらたん》が げんきです、 って おてがみ だったら
《たんぽぽ》は あったか～い こころと いっしょに ねます
もし、げんきが ないといったら
《たんぽぽ》は さむい こころと いっしょに ねます
《たんぽぽ》の まわりが さむくても あったかい こころで ねたら しあわせです
おねがいだから 《たんぽぽ》を あったかい こころに してください
おねがいだから 《ふぁふぁ》と 《とらたん》 げんきで しあわせに くらしてください
《ゆりぼうじゅ》と 《いんどら》っていうのは ねこですか？
《ふぁふぁ》の あたらしい なかまなんだよね
《ふぁふぁ》と なかよしして ありがとうございます
ずっと なかよし してください
《とらたん》も なかよし してください
それは 《たんぽぽ》の おねがいです
わたしは このへんで かあさん（《こだくさん》）の つぎに ながく すむ ねこになった
だから ちょっと いばってます
だいじょぶ
おにいちゃん
いっぱい ごはん たべて おてがみ ください
《たんぽぽ》は おにいちゃんの おてがみを たのしみ まってます
たんぽぽ