森羅万象 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


この国の好きなところ

それは、生きもの人間が近いということ


生きとし生けるものの命は等しく大切なものである、殺生はしないという仏教の教えが息づいていて

虫も殺さない


なので生きものは自由に走り、食べ、眠り、飛ぶ

そして彼らは人に近いところにいる


人の近くに住んでいる動物は

日本のように人間の顔を見れば逃げ出すような真似はしない

ここでは人を恐れることはないのだ


飢えた犬や猫を見れば、誰か知らんが食事を与え

子供が生まれそうな犬や猫は、人家に入り込んで産んだりもする

生まれた子を人は可愛がり

犬や猫は飼われるものもあれば、自由を求めて外で生活を始めるものもある


その生涯は様々だが

少なくとも動物として生まれ、動物として最後を迎える

そんな極自然な暮らしのなかで

彼らは活き活きと生きる



神や仏と、人間との距離もまた非常に近しい

寺には様々なご本尊がおられるが


街にもまた、そこかしこに神様がおわす

人々は朝な夕なに、また通りすがりに道端の神様に手を合わせ、祈る


祈る人々に触られすぎてその姿さえもわからなくなった神様も見受けられて


ヒンドゥー教の信者も仏様に手を合わせるし

仏教の信者も同様にヒンドゥーの神々に手を合わせる


この国には他にムスリムやキリスト教徒もいるが

彼らは各々の宗教について相手を批判したり、対立することは決してない


極貧国のひとつとされるこの国の

それは人々の心の豊かさを表すし、大きな誇りであるのだ



しかしこれらは全体像であり

こと人間関係に於いては、そのカーストという制度を含めて様々な確執を生むけれど・・



やはり地球上のどこに行っても心が美しいと感じるのは人間以外の生きものだ



        

                      仏様と鳩は



       

                     いつも一緒



        

                      観音様と雀

 


                     みんな仲良し




        感謝や願いをこめた人々の想いは天界に届くのかな



        

             知人の店で見かけた神様は色がきれい



        

                  道の傍におわしたシバ神



        
                         信仰は



        

                          祈りは




                  人を浄化し、救うのかな



        
        マチンドラの観音様、召された《バブー》、今どうしていますか・・



信仰するということは、私にはよくわからないけど

仏教の 『天・風・火・水・地』 の自然を表す五色タルチョー(旗)を見るにつけ


自然を敬い、自然と共に暮らす生き方をしなければ

いずれ世界は滅びることになると、強く感じる


人間以外の生きものはみなそうやって生きているのに

どうして人間は出来なかったんだろう


つまらぬ知恵のせいか

欲と楽を追い求めてのことか


かくいう私も飛行機に乗ってやって来ちゃってるし


何はともあれ、私は自然を尊ぶ人たちを心から尊敬します