この子は秋に生まれた《こだくさん》の子供です
このところずっと果樹園にもうひとりのきょうだいと暮らしています
でもこの頃住宅部東に現れるようになりました
住宅部東の猫に挨拶をしています これからここで暮らすつもりなのかな・・
もうひとりのきょうだいとは雄同士なのかも知れません
《こだくさん》は昨秋に３匹の子供を産みました
そのうちのひとりは昨年のうちに、いち早く独り立ちを果たしました
先日公園の近くでその子に会いました
右腹に大きな傷をつくっていて
それは既に一旦大きく腫れて化膿し
その傷口が破れて膿を出したようで
傷口の周りの毛はなくなっており、かなり痛々しい様子です
それは喧嘩で負傷したものでははなく
明らかにカラスに突かれた傷であり
再び化膿しないことを願いつつ
この子は人に慣れていないため
たっぷりのご飯を置いて離れたところから見ていました
初めての茶碗に驚いていましたが、完食していましたのでちょっと安心
この子の食事中もカラスが囲みます
私は常に見張っていてカラスを追い払います
カラスは傷ついて弱っている猫をちゃんと知っていて
そういう子のご飯を奪うのです
一日も早く怪我が治りますように
《キリット君》の場所に、ある日こんな植物が植えられていました
それを魔女に教えてくれたのは《サンボ》でした
サンボ 「まじょ ここ みてごらん」
魔女 「わぁ！ 何の木だろうね！」
造園屋さんが植えてくれたようです
今日は寒いです
こういう日は《つんでれ君》が魔女の足を舐めてくれます
つんでれ （つめたい あしだね ぼく あたためてあげる）
猫が舐めてくれると、ほんとうに肌が温かくなるんですよ
《つんでれ君》、いつも優しくしてくれてありがとう
昔は《オッドアイタ君》も、《つんでれ君》と一緒に冬はよくこうして足や手を温めてくれたこと思い出して胸が痛くなりました
《すがりつき君》、《オッドアイタ君》、《ぱっつんちゃん》、《可愛い女の子》・・ まだまだいっぱいの仲良しがいたな・・
もう一度 みんなに逢いたい
家に戻ると
庭でひっそりと咲いている蘭があって
玄関前に移動しました
今年も咲いてくれてありがとう
家の裏にまわると、《ちびにゃん》や《風太》のお墓の前には
球根がどこからやってきたのか、今年から水仙が咲き始めました
これは今年最後の水仙の花
魔女には顔みたいに見えます
テラスのタイルの隙間に咲いた小さな小さな花 直径５mmほどの花 頑張ってるね
植物は自己主張しないからいっそう愛おしいですね
お化け屋敷の枇杷の木には小さな実がついています
魔女 「《ふぁふぁ》、今日は寒いからお部屋に入りなさい」
ふぁふぁ 「へっちゃらさ！」
《ふぁふぁ》は・・
《たんぽぽ》や《とらたん》のところに帰りたいのです
テラスではいつもこの場所
この先のずっと、ず～っと向う、丘を超えたところに住宅部東があります
そこまでは猫にはちょっと遠いのですが
《ふぁふぁ》にはわかるのかな・・
帰りたいね・・
ガタガタ震えていたので家の中に入れました
《ふぁふぁ》の毛
白い部分が殆ど生えてきません
ひょっとしたら
もう伸びないかも知れない・・
毛を減らす夏ではなく
毛が増やす筈の冬に丸刈りにされてしまったことにより
毛を増やしたり減らしたりするメカニズムが狂ってしまったとしたら
元通りに毛が生えないことが多くあります
そうなったらもう住宅部東には帰せない
毛がないとのらちゃんは怪我をしやすくなります
喧嘩は勿論、小枝も、いつも《ふぁふぁ》の体のどこかしらんしくっついていた強力なトゲトゲくっ付き虫も
《ふぁふぁ》の皮膚に大きなダメージを与えることは必至だから
《ふぁふぁ》・・
どうなるんだろう
《ふぁふぁ》の気持を思うと、魔女は辛い
動物病院の先生が《ふぁふぁ》に美味しいご飯をいっぱいくれました
美味しいご飯をたくさん食べて、どんどん毛が生えるといいね