ふぁふぁとの攻防戦 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


リビングばかりではかわいそう

天気の良い日は日光浴を、と思い 

《ふぁふぁ》をテラスに出した



《ふぁふぁ》は風の匂いにひどく反応した



          

             ふぁふぁ (かぜ なつかしぃ におい・・)



          

             ふぁふぁ (たんぽぽ とらたん・・ いない )



それから手すりに飛び乗った《ふぁふぁ》


それで《ふぁふぁ》はここから見える魔女家の周囲をすべて把握した


南側、そして東側半分は高すぎて飛び降りられない

北側隣家は近いが飛び移った場合、着地点の出っ張りが狭いこと

東側に多少接しているお化け屋敷の屋根は、飛び移るのには今乗っている手すりでは体勢がとれないこと

残るはお化け屋敷一段低い狭い屋根

そこはよく《パパ・ジョン ブリアン》が昼寝をしていた場所だ


《ふぁふぁ》はそこに目をつけた

決して近くはないが、本気で脱走しようと思えば、魔女でも飛び移るだろう

実際、例のお通夜のテラスで自滅した日、魔女はそこに飛び移ろうとして、その屋根があまりにボロなので穴を空けること間違いないと確信して止めたのだ



手すりの上で、《ふぁふぁ》はその本能でもって高低差と距離を測っていた


のらちゃんは人間が思うよりはるかに利口で、家猫の何倍もの知恵を持つ

でなければ過酷な環境の中で生き抜くことが出来ないから



 

     この時点で《ふぁふぁ》はこの周囲の状況の全てを頭に叩き込んでいた




このままでは容易に逃げられる


毛のない体でこの時期での外の生活は無理だ

魔女は焦った


幸いこの前の土曜日の紙類収集日が雨で、雨に濡れた紙を収集するのは業者さんが大変だろうと思い、出さないでおいた段ボールがいっぱいあった



 

      その段ボールでお化け屋敷側の手すりに登れないように柵にした



さらに手すりから逃げやすい場所への行く手を途中から阻まなければならない



 

               それをここで塞き止めた



段ボールが足りなかったので既に半分壊れていたシロクロネコヤマト運輸ハウスを使った


これには《ボンネット》から大いに文句が出たが急を要するため強制分解



 

           ひな 「ここから先・・ 行けなくなっちゃった」



これでよしかな・・



やって来た《ふぁふぁ》、瞬時に手すりには登れないことを確認


        
            《ふぁふぁ》はそこにあった木で爪を研ぎ始めた



          

                   と、思ったら登り始めた



 

                    そうしてここまで登ると



          このすだれの隙間から手すりに移った!


    魔女、カメラを放り出して寸でのところで《ふぁふぁ》の体を掴むあせる




こんなんじゃダメだ・・

これじゃまだまだ甘いんだ



《ふぁふぁ》を部屋に戻して

続きは翌日にする



翌日、すだれの手前に段ボールを差し込む


その間、電話が掛かってきたり、人が来たりする度に

軍団に《ふぁふぁ》を見張ってもらう



          

                《ひな》に見張られる《ふぁふぁ》




              《ユリぼうず》に見張られる《ふぁふぁ》




          

                   こっそり見張る《凜》




そうしてこうなった



 

                   まるでゴミ屋敷・・




これで大丈夫だろうと安心して広い方のテラスのテーブルで家族①と寛いでいたら・・



 

 凜 「魔女、 大変です! 《ふぁふぁ》が脱走しようとしています!!」



慌ててこの場所に駆けつけてみると上の写真の茶色い段ボールの右側の狭い隙間からちょうど逃げ出すところで

魔女がそこに走った時には尻尾だけが辛うじてこちら側にあった


私は慌ててその尻尾を掴んだ

他にどうしようもなかった


大きな悲鳴と共に尻尾を摑まれて驚いた《ふぁふぁ》が暴れる

でもこの尻尾を放したらその勢いで落下にちるかもしれないし

運良く落ちなかったとしても、この恐怖から逃れるためにお化け屋敷の下屋根に飛び移るのは必至だ


外に出たら死んじゃう

どこかに隠れたとしても、冷たい夜に凍えてしんじゃう


私は《ふぁふぁ》がどんなに喚き暴れても尻尾を放さなかった


その間に家族①に言って狭い隙間から首を掴んでもらう

家族①が大丈夫だと言うから尻尾を放す


とたんにさらに暴れだす《ふぁふぁ》


魔女はとっさに隙間に両手を突っ込み、その体を押さえた


その狭い隙間から《ふぁふぁ》を出すのは至難の技だった

邪魔な段ボールをすだれから引き剥がし

《ふぁふぁ》を持ち上げて徐々に引きずり出す


どうにか体が出たところで

首が自由になった《ふぁふぁ》が恐ろしい形相でこちらを向き、体を抱えた私の手に噛み付こうとした


噛まれても仕方がないと思った

あれだけ尻尾を引っぱったのだから


鼻に皺を寄せ、牙をむいて掴んだ魔女の手に噛み付きかけた《ふぁふぁ》と・・ 目が合った


《ふぁふぁ》は口を閉じ、噛むのをやめた



《ふぁふぁ》をテラスに放し、私は脱走防止の補強にかかった

先ほど逃げ出したところには網を掛けた


 

                   魔女 「どうかしら」


                   凜 「こっちは平気そうですけど・・」




         凜 「その余ってる網を上の方にもやった方がいいです」


                  魔女 「わかりました」



 

                      それでこうなった



今度は完璧かなぁ   


完璧なのはどこから見てもごみ屋敷ってことと・・


《ふぁふぁ》が魔女を嫌いになった、ってこと



これが今週初めの出来事です




みなさまご心配をお掛けしました

魔女は何とか立ち直りかけておりますよ


ゆっくりやすませていただきました


ブロ友さんのところにちゃんと伺えなかったり

コメ返もしなくてごめんなさい


それで気を悪くする人たちじゃなくて良かった~ヾ(@^▽^@)ノ  ← 決め付け