まじょねこ軍団会議 | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


《ふぁふぁ》が魔女家に来てから丸一週間が経った


その間《ふぁふぁ》はひとりでアトリエ暮らしをし

《インドラ》と《ユリぼうず》が《ふぁふぁ》を訪ねてくれていた


それでも夜や魔女がいない時はひとりぼっちで

しかも教室の時間は一時他所の部屋に移される


移される部屋を《ふぁふぁ》はあまり好きではないらしく

魔女が迎えに行くと《ふぁふぁ》は自分のベッドから出ていて

部屋の隅のソファカバーの裏に隠れているのだ


魔女は《インドラ》と相談して、一旦まじょねこ軍団の住む2階のリビングに《ふぁふぁ》を移すことにした


《インドラ》は 「きっと大丈夫!」 と言うのだが

果たしてどうなるか・・



先ほどリビングにゲージを設えた


ゲージは廻りから丸見えなので、みんなに見られたら嫌だろうと思い

その上に被せるシートを用意していたら・・




                    わらわらわらわら



       
                      邪魔臭いわ・・


         


               今度は誰が来るんだろ


               何言ってんの、 毛のない子に決まってるじゃない


               あ、そっか


               この場所で平気かな・・


               どうだろね


               どんな感じか、検査します



などといろんな言葉が飛び交う



        
                    どう? 大丈夫そう?


                    天井はオッケーですね


                    じゃあ見守り隊が乗っても平気だね



まじょねこ軍団、点検に余念がなく

もう・・ 作業がはかどらない、はかどらない




その後、まじょねこ会議が開かれた



魔女 「魔女は《ふぁふぁちゃん》をこの部屋に連れて来ようと思います 今夜はそのことについてみんなで話し合って欲しいんです」


レオポン 「《ふぁふぁちゃん》ってだあれ?」


ひな 「だから! 毛のない猫だってば!!」



魔女 「あとはみんなに任せるので、どうするか決めてね それで議長は誰がやりますか?」


ユリぼうず 「そりゃ僕でしょう、最年長なんだから」



魔女 「では話し合いを始めてください  《ユリぼうず》、お願いします」


ユリぼうず 「・・」


魔女 「お願いします・・」


ユリぼうず 「・・何を話し合うんだっけ?」


魔女 「議長交代!」



凜 「私がやります!」


魔女 「あら、偉いじゃない」


凜 「私、魔女の右腕になるんだから!」


魔女 「《凜》は成長したのねぇ・・ ではお願いします」



凜 「1回寝たら(明日) ふぁふぁちゃん》がこのお部屋に来ることになりました  それはお試しだそうです どうですか?」


みんな 「いーです!」


凜 「他に意見はありますか?」


インドラ 「はい!」


凜 「《インドラ》、意見を言ってください」


インドラ 「《ふぁふぁたん》は、ここに来たら僕と《ユリぼうず》以外の猫を初めて見るので、きっとビックリすると思う  それで何とか怯えさせないようにした方がいいと思う」


チャンドラ 「おびえさせないように・・ どしたらいい?」


ライガー 「みんなで一気に姿を見せない方がいいんじゃない?」


ひな 「そうだよ、急にいっぱいの猫を見たらぜったいに怖がるよ」


バニャ2号 「ならどうしたらいいの?」


レオポン 「コタツの中で隠れてたらいいんじゃない、《ボンネット》みたく」


ボンネット 「僕は隠れてるんじゃない! ただこもってるだけ!!」


レオポン (違わないと思うけど・・)


凜 「じゃあこたつに隠れてる、ということにしますか?」


ボンネット 「でもみんなが入ったらこたつの中がぎゅうぎゅうになっちゃうよ」 


凜 「じゃあ、私はテリャスにいるようにします」


チャンドラ 「《ちゃん》もテリャスにいる!」 


バニャ1号 「私もテリャスで」


凜 「そしたら、お部屋の見えるところにいるのは《インドラ》と《ユリぼうず》のふたりでいいですね」


ライガー 「それだったら《ふぁふぁちゃん》もドキドキしないかもね」


バニャ1号 「それで私たち、いつまでコタツの中やテリャスにいるわけ?」


バニャ2号 「お天気が悪かったらテリャスは寒すぎるよ」


インドラ 「徐々に出てきたらいいんじゃない?」


ライガー 「出てくる順番決めようよ」


レオポン 「そうだね」


凜 「じゃあ議長が決めますね  こたつ組、1番は《ボンネット》、2番《ひな》、次が《レオポン》 《バニャ1》 そして《ライガー》」


バニャ2号 「テリャス組は?」


凜 「適当で!」


バニャ2号 「てきとう・・」


インドラ 「次の猫は直ぐに出てきちゃだめだよ、 暫くしてから出てくるの  そしてこたつから出ても《ふぁふぁたん》にやたら興味を示さないでね」


凜 「《ユリぼうず》、《ユリぼうず》は隠れないことに決まりました、いいですね」


レオポン 「はい!」


凜 「《レオポン》、まだ何か意見があるんですか?」


レオポン 「《ユリぼうず》はグースカ寝てます!」


凜 Σ(=°ω°=;ノ)ノ




さあ、どうなるんだろうね