《ふぁふぁ》が魔女家に来た日のお話の続きです
《インドラ》
《ふぁふぁたん》が来た日
ご飯をいっぱい食べて
トイレも出来て
僕と遊んだ《ふぁふぁたん》
けど・・
僕はショックを受けていた
僕は毛のない猫を見たのは初めてで
毛のない猫は・・
毛のない猫は・・
ふつうの猫とはおおいに違っていて
それに・・ うんと寒そうで
《ふぁふぁたん》はこの何日かの間で
これまで経験したこともない色々なことが起こったって魔女が言ってた
だから休ませてあげよう、って
少し寝た方がいいよ、って言って
魔女が見たことないベッドを《ふぁふぁ》に勧めた (件の女性からこれに寝かせてください、と渡されたもの)
《ふぁふぁたん》は素直にベッドに入って眠りはじめました
でもこれじゃ寒いよね
だってこれは今日みたいに暖かい日のことじゃないんだよ (先週の木曜日の話)
それで魔女は《ふぁふぁ》の上にブリャンケットを掛けた
僕 「どう? 寒くない?」
ふぁふぁ 「だいじょぶ」
僕 「ちゃんと上まで掛けないとぉ」
僕はブリャンケットを口で咥えて《ふぁふぁ》の首のところまで持ち上げて・・
それから反対側も同じことして首まで掛けたげた
ふぁふぁ 「あったかい・・ 《いんどら》 ありがと」
※ フラッシュ炊いたら夜みたいになっちゃった
それから僕たちは《ふぁふぁたん》のおじゃまにならないようにリャビングに戻った
僕 「魔女、《ふぁふぁたん》だけど、僕、あれじゃやっぱ寒いと思う」
魔女 「あれじゃ寒いかなぁ」
僕 「だって毛がないんだよ!!」
魔女 「そ、そうだよね」
僕 「前に誰かからもらったおうちがあるじゃん、ほら、あそこに」
魔女 「わあ! そうだった、あれがいいね」
僕 「はい、中に入ってる《バニャ2号》、そこから出て」
バニャ2号 「やだ・・」
僕 「《ふぁふぁたん》は《バニャ2》と違って毛がないんだよっ!!」
僕は変形箱型ベッドの中の《バニャ2号》を襲ってそこから追い出した
魔女はそのベッドを持ってアトリエに行き
ぐっすり眠っている《ふぁふぁ》の入っているベッドの向かいにそれを置いて来たって
ちょっとしてから魔女と一緒に見に行ったら、《ふぁふぁ》はベッドを移動してた
やはりあれでじゃ寒かったんだ
変形箱型ベッドの中の《ふぁふぁ》
一回寝た朝 (翌朝)
僕 「《ふぁふぁたん》、おはよう・・」
※ 箱型ベッドだけじゃ寒いかと、出入り口にはブランケットを、上にはパーカーを掛けてみた
僕 「《ふぁふぁたん》」
僕 「《ふぁふぁたん》、ゆっくり寝られた? 寒くなかった?」
ふぁふぁ 「さむくなかった~!」
僕 「よかったね」
ふぁふぁ 「《いんどら》、ありがと」
インドラ 「ありがとはしないでね それよりご飯いっぱい食べて」
この変形箱形ベッドがすっかり気にいちゃった《ふぁふぁ》