のらねこ軍団 ~彼らを取り巻く人々~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


人間は多種多様だということを

のらねこさんたちと拘っていてつくづく思う


これは一概には言えないことだし

私が体験した限りではあるが

猫好きの人はあらゆる動物に寛容だけれど

犬好きの人の中には猫嫌いな人も多いのが以外だった



のらねこを嫌う人間は、彼らを可愛がる魔女を敵視し

ちょっと車を停めて彼らにご飯をあげているだけで駐車違反の通報をしたり(切符切られましたよ・・ 痛いわ)


薬を飲ませなければならない猫がいつもいるマンションの駐車場から出て来てくれなくて、仕方なくそこで薬をあげていると不法侵入ということでこれもまた通報される


猫が増えて困る、と猫を虐め、文句を言う人間がいるから

こちらは避妊や去勢手術を自費でやっているのに、術後の抗生剤を飲ませるのにもこの有様だ


文句を言う人って、自分では決して何もしないよね

何もしないで文句だけ言うのって、卑怯だと想わないのかな


それに、通報する人間って、気が小さいのよね

堂々と私に言ってみなさいよ、って話だけど

そういう人間は絶対に魔女の前に姿を現さない

陰でウジウジと訴えるんだ


それでも

駐車場で薬をあげているとそのマンションに住む人が急いでやって来て


「通報してる人がいるから直ぐにここから出た方がいいですよ」 とこっそり教えてくれたり


他にも、「いつものらちゃんたちのお世話をして下さってありがとうございます」 などと言われることも多い


猫嫌いな人と同じマンションに住んでいるから

摩擦を避けるのに、のらちゃんに何かしてやりたくてもできないのもあるのだろう




仕事帰りが朝で、だから朝の薬担当だった責任感の強いうっちーは

行ってその猫がいなかったら家に帰っても眠らず、時間をずらして再び来ては薬を飲ませてくれた


また仕事が早朝に終わった日は、陽が昇って猫たちが現れるまで

早朝営業の喫茶店で時間を潰したりまでしてくれた


私が頼みごとをしてしまった為にうっちーには面倒な思いをさせてしまったと申し訳なく思っている



抜け毛で皮膚が顕になっている《ふぁふぁちゃん》は

見かねた魔女の知り合いの女性が2日前に捕獲して自宅に連れ帰ってくれた

冷え込みが治まったら、また駐車場の仲間のところに戻してくれることになっている




公園の見守り隊は大勢さん


声を掛けてくれる散歩中のお年寄りに、魔女は彼らの長い物語を話す


その人たちは野良猫の苦労を知り、以後は愛情を持って見守ってくれているし

自宅のご飯などを持って来てくれる

それは煮魚であったり、焼き魚であったり、卵だったりする


また、近くには単位制の高校があり

公園には授業時間が空いてしまった生徒たちがやって来る


そんな彼らは猫好きで

魔女が、 「この子たちを虐待をする人がいるから気をつけてね、猫のみんなをよろしくね」 と頼んでいるので・・

高校生見守り隊の数が凄い


ある女子なんて授業の合間を縫ってやって来て

猫の数を確認し、走って学校に帰って行く


彼女は大体魔女の行く時間前に来ていて

「今日は○○ちゃんが見当たりません!」 と私に報告をしてくれる


その他にもここで仕事をする造園屋さんや公園管理の人々、お掃除のおじさんも、みんな、みんな、心の優しい見守り隊だ



当時のブログでも書いていたが

数年前、ここではたくさんの野良ちゃんたちが実に悲惨な生活を送っていた


これまでには、それこそたくさんの悲しいことがあって

幾度となく涙を拭ってきたけれど


今はそれが嘘のように、みんながゆったりとと暮らせている 



野良猫を想う人は

相手の気持ちを慮れる人

どんな場合でも相手の立場になってものを考えることができる人


そんな優しい人が、もっともっと増えるといい



                    順番交代で膝に乗る公園組


        








 

                 住宅部東の楽しみなお食事タイム






        これは3日前の写真なので《ふぁふぁちゃん》もいます


のらさんのみんなが少しでも生きやすい世の中になりますように