ネパール・震災の傷痕 ~カトマンズ中心部~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


カトマンズ中心部といっても

ここは迷路のような細い路地が入り組んだ地元住民のみしか立ち入らない場所だ

よって外国人はもとより、メディア、軍隊、各国援助隊も入らず、いまだ手付かずである


最もネパール政府は、震災直後より各国から寄せられた莫大な支援金を抱え込んだまま仮設住宅さえも作っていない



時は冬

大震災からはや9ヶ月のもなるというのに

家を失った人々は寒さに震える日々を送っている現状だ



そうして街中の家屋の至る所は、このように棒で支えて倒壊を免れている



    




 マチンドラの裏通りから細い路地に入った入り組んだ場所にママの家はある



       

カトマンズの街中の奥まった住居は、やたら細い路地やら、また、このように家の一部を通路として空けた部分を潜って進んだりと、まるで迷路を張り巡らしたように造られている





       こちらは以前にも載せたママの家の向かいのつっかえ棒住宅



魔女としては、大震災により、この家は崩れ落ちたのではないかと懸念していたが

崩れかけた家を支えるべく、震災よりずっと以前からつっかえ棒があったことで倒壊を免れたようだ




今回はそこからさらに奥の古い住宅地の様子なのだが


先ほど申し述べた理由から当然重機も入れないわけで

然も、まったく目に付くところではないので震災直後の混乱の中、軍隊や各国援助隊にも気づかれなかった


そうして多くの人たちが生き埋めとなって亡くなった場所だ


立地的にはまさにカトマンズ中心部といえるのだが・・



          この一角にはレンガ造りの古い家屋がひしめいていて

       

          ・・その殆どが崩壊、または半壊となり、数十名の住民が亡くなった




    

  カトマンズ及びパタンの多くがそうであるように、ここもいまだ手付かずのままだ





                    瓦礫はただ積まれ






                 震災当時となんら変わりはない
    

 ただ・・ ここから避難をしてテント生活や路上生活にいたたまれなくなった住人たちは

 こうして再び壊れかけた家での生活に戻るしかなかった



いつ倒壊するかもわからない不安な住居生活でも

吹きさらしのテントや冷たい路上よりはマシと判断したのだろう



カトマンズの町並み、及び路地は

つっかえ棒を避けながら歩く