昨夜は満月
冷たい夜でしたが、テラスで美しい月を眺めて過ごしました
ここのところ、自身が闘争的で心が刺々しくなっているので
ちょっと気分を変えてネパ-ル日記にしますね
猫日記がだいぶ続いていて
ネパールのこともお願いしますね、ってリクエストもいただいているし
と言っても
前回どこまで書いたか忘れちゃった
それで4月に起きたネパール大地震から7ヶ月後のカトマンズの様子をお伝えします
本日は魔女の実家とも言える場所、マチンドラの被害の模様です
これを読まれている殆どの方はこの場所をご存じないと思います
なので、そういわれてもよく分からない・・と感じられるでしょう
そこはごめんなさいね
食の市・アサンチョークと生活雑貨の市・インドラチョークの中間にあるセト・マチンドラナート寺院
ここ、マチンドラバハールは魔女の実家同然の場所なのです
時はまさにティハール祭の真っ最中、境内にはお供えの花も売られています
そんなマチンドラの朝は祈りの人々と鳩が入り乱れる喧騒の時間
でも・・ これまでとは風景が一変しています
この写真の中央向こう側にはマチンドラ寺院に入るゲートと、向かってその右側には祭事を司る方の家がありました
手前、女神象の向こう側にマチンドラに入る入り口のゲートがあり、右側にはレンガ造りの建物があったのです
ですから、以前はこの位置から向こう側の建物は見えませんでした
しかしそれらが崩れ落ちて、向こう側が丸見えになっています
いつも《バブー》とバジャン音楽を聴いたお堂(左)も半分が崩れてしまい、閉まっています
両脇に残る一対のシンハ(日本で言う狛犬だが、シンハはライオン)が、ここにゲートが在ったことを示しています
以前は前の広場で祭りがあると、《バブー》とこのシンハの台に乗って見物したものです
バジャン演奏をやっていたゲート内のお堂 今もうバジャンはできません
セト・マチンドラ寺院の周囲には崩れた家屋のレンガが積まれています
これが地震で崩れ落ちたゲート脇にあった三階建てレンガ造りの家屋
ここは司祭のバジュラチャリアおじちゃんとその家族の休憩所で、魔女もよくあがりこんでいました
これは震災の数ヶ月前、バブーと一緒に遊びに行った時の写真です
そんな震災の後でも
人々は祭りを祝います
但し、家族を亡くされた方たちは別です
そういった家は祭りを自粛します
ママの店も外に台を出して祭り用の商品を並べます
ティハールで会社が休みのラーズ(右)も魔女も商売を手伝います
何があってもこの国の人たちから祭りを奪うことはできないようです
このラーズ、震災の後家を失ってマチンドラに避難してテント生活をしていた被災者たちに、毎晩友人たちに手伝って貰って炊き出しをしていました
明日はここ、マチンドラの裏手
そこではたくさんの方々が埋もれたり、建物の下敷きになって亡くなられました
大変入り組んだ場所なので、多くの人が亡くなったにも関わらずメディアの報道もなく、救出も地元の人たちの手でなされたのです
そちら様子をお伝えします