《ひな》
私たちがご飯を食べなくても
《ライガー》はひとりで食べてます
ご飯の時間になると、だれもいない台所に行って
ひとりだけで食べます
夜食の時間になると、テーブルの上に乗って
ひとりでご飯を食べます
《ユリぼうず》と《インドラ》は相変わらずこんなです・・
ゆうべ
やっぱりひとりでご飯を食べてる《ライガー》に
《ジンジン》がいなくなってからはこたつにもぐりこんでいて、ほとんどそこからでなくなってしまったお母さんの《バニャ１号》がこたつから顔を出して聞きました
バニャ１号 「ご飯、おいしくないでしょ」
ライガー 「おいしいとかじゃなく・・」
バニャ１号 「おいしくないのに食べてるの？」
ライガー 「食べないと 《ジンジン》が心配するもん・・」
《バニャ１号》は黙ってしまいました
私たちも黙った
夜食の時
やはり《ライガー》はひとりで食べ始めました
私がそれを見てたら
《ライガー》が食べるのをやめて
「《ひな》も食べな」 って言いました
私がどうしようと思ってじっとしていたら
《ライガー》がもう一度そう言いました
私は箱になった《ジンジン》を一回見てから・・ ちょっと考えて
テーブルに飛び乗りました
そしたら《ライガー》が自分のおちゃわんからどいて
ご飯を私にゆずりました
私 （どしようかな・・）
私 （どうしようかな・・）
ライガー 「ひな ご飯食べないと《ジンジン》が悲しがるよ」
私 （《ジンジン》が悲しがるんだ）
私 （ご飯食べないと《ジンジン》が・・ 悲しい・・）
ライガー 「ご飯食べたら《ジンジン》が安心するよ」
私 （《ジンジン》が安心する・・）
がぶっ！
ライガー （よかった・・）
･･････・・・・・・・・・・・・・・・・･････････・・・・・・・・・・・・・・・・・
今朝は殆どの猫がご飯を食べました
奥から２番目のライガーの隣で
《チャンドラ》が 「《ジンジン》喜ぶんだよね！」 って言いながら食べてます
《インドラ》も《バニャ姉妹》も食べ始めました
今日、アトリエに来てるお姉さんが私たちにクリスマスまぐろご飯を作ってきてくれました
今日はお姉さんのアトリエの日じゃないけど、作ってくれて、まじょが駅の方まで取りに行ったの
まじょはクリスマスまぐろご飯を《ジンジン》にお供えしました
私たちは今から久しぶりに全員でご飯を食べます
《チャンドラ》が、 「《ジンジン》は どやってご飯を食べるの？」 って何回も聞きます
《ユリぼうず》が 「それが意外と上手に食べるんだよお」 ってわけのわかんないことを言った
《ジンジン》、まぐろごはんはおいしいですか
《ジンジン》の大好きなまぐろだよ
さあ、み～んな一緒に食べましょね～～
魔女、ご飯にしてください！！
《ジンジン》がいた時みたいにね
さて、これから軍団にご飯をあげたら魔女は仕事に行ってきま～す