今日も今日とてせめぎ合い♪ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


ほんとね

魔女もうんざりなの

こういうの


一日中気が滅入るのよ


喧嘩して滅入るんじゃなく

のらちゃんのこと 『迷惑』 って言われることが魔女の気分を落ち込ませるんだ


それにこうやって書く度に

この地域には動物愛護に於いて愚かな人間が多いということが露呈するので

魔女はとっても恥ずかしい


でも、やっぱムカつくから聞いて!



今日も今日とて《ふぁふぁ》のお薬を持っていつもの場所に行った


車を見て遠くからまるで仔犬のように全速力で走って来る《たんぽぽ》や《とらたん》

可愛すぎるラブラブ

そうして彼らは車のドアが開くのを待つんだけどね

魔女が車のドアを開けて食事を取り分けて、《ふぁふぁ》のにはお薬を混ぜてあげてた


そしたらスーパーの袋に菓子をいっぱい詰めたオバさんがやって来て開いてるドアから車を覗き込み・・



オバさん 「ちょっと、餌あげてるの?!」


魔女 「あげてます」


オバさん 「罰金だよ!」


魔女 「ご忠告ありがとう」


オバさん 「そんなことしたら罰金取られるんだからね!」


魔女 「だからなにっ!」 (かなり苛々)


すぐ側の家を指差してオバさん 「私、ここの家の者なんだけどさ、そんなことしたらこの辺に猫が増えて困るのよ!」


魔女 「猫の数は減ってますし、増えて困るという人間がいるからこうして餌あげてる」


オバさん 「どういうこと?!」


魔女 「ほら、餌あげて、慣れたら手術してる、 だから増えない  そうでしょう!」


オバさん 「そうね・・ でも迷惑」


魔女 「猫が増えて困るという人間はこうした努力を自分では一切しないで文句だけ言うよね!」


オバさん 「い、いや、私だって猫飼ってますよ、だからそんなつもりは・・」


魔女 「それにこの辺り、去勢してない飼い猫の雄がうろついてますよね、去勢もしないで飼い猫を外に出してのらちゃんの雌に子供を産ませて知らん顔って、どうよ」


オバさん 「どうよって・・」


魔女 「見てごらんなさい、あの長毛の子(ふぁふぁ)、あれが生粋のノラちゃんに見えますか?」


オバさん 「ま、混ざってますね」



魔女 「ところで先ほど猫を飼っるって仰ってましたが、すごく可愛いんでしょうね~」


オバさん 「ええ、大きな猫なの、こんななの」  (手を広げてみせる)


魔女 「まあ、素敵! で、色はどんななんですか」


オバさん 「グレーと」


魔女 「白」


何かを感づいたらしいオバさん 「、いや・・ グ、グ、グレーです! 体中全部グレー」


魔女 (うそつけ・・ 墓穴を掘ったな)


魔女 「とにかく、猫が増えて困るんだったら罪のない猫を責めるんじゃなくて、そういった無責任な人間を責めるべきよね」

 

オバさん 「そ、それはそうですね・・」


魔女 「飼い猫に子供を産まされたのらちゃんの母親は、苛酷な環境の中、必至でカラスから子供を守り、乳を与え、育てて・・ その挙句邪魔者扱いされるなんてあまりに理不尽だと思いませんか?」


オバさん 「・・ぇぇ」


魔女 「で? 罰金?」


オバさん 「あ、いけない 私、用があったんだ」



オバさんはそそくさとその家に入って行った


魔女は知ってる

そこの家の庭先から、でっかいグレーと白のやたら人懐っこい雄猫が、やはりでっかい○○をぶら下げて出入りしてるのを


それまでは飼い猫という確証はなかったが、オバさんの藪蛇でハッキリしたじゃん



《ふぁふぁ》、《たんぽぽ》、《とらたん》、そして《ブス》


さあ、車の下から出てらっしゃい



今日はクリスマスだクリスマスツリー  


たんと食べるが良い!












       魔女 「《ふぁふぁ君》、鼻水ひどいね・・ お薬が効くといいけど」





                ふぁふぁ 「へっちゃらさ!」