頑張る男《ライガー》 | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


《インドラ》



今日は《ライガー》がどんなに頑張ってるか、っていうことについて、僕、《インドラ》がお届けします





《ライガー》はめんえきふじぇん(免疫不全)っていう病気なんだ


前にも魔女が書いてたけど

もう長いこと病気と闘ってるんだよ



《ライガー》は僕らみたいに走ったり、暴れたり、ふざけたり、はしゃいだりできません

そしてじこあぴるもうまくできません (自己アピールね)


だから目立たないの



そんな《ライガー》は毎日確かめます


魔女が起きてきたり、お外から帰って来たりすると、みんなでキャーキャー言ってドアのとこに走るし

ご飯の時間になるとみんなはしゃぎながら魔女のまわりに集まるんだけど


《ライガー》だけはやんないの


そうして・・

自分のことを魔女が忘れてないか確かめるためにこうしてわざとひっそりします







そして魔女が 《ライガー》がいないぞ、って気づいて名前を呼ぶと

《ライガー》は、(ぼくのこと忘れてなかった!)って感じで嬉しそうに出てくるんだ


いっつもそう




《ライガー》は時々頑張れなくなります


その時は口のまわりも手も真っ暗になります  真っ暗=(たぶん真っ黒)

口から たくさんのよだれとち(血)っていうのが出ます

そして何も食べられなくなるの


そういう風になったら

魔女はあんまり飲ませたくない薬を飲ませます


そのお薬は飲ませ続けると、最後には効かなくなっちゃうんだって




ご機嫌のいいときもあれば







ご飯を食べるのがやっとのときもあります


口がね 痛そうなんだよ  すごく








それでも必死で食べて

食べ終わると

決まって《風太》のところに報告に行きます


「《風太》、ぼく ご飯食べたよ~」 って



         





《ライガー》だけは特別においしいご飯を食べます


それで僕らは口をそろえて 「いいな、いいな」 っていってました


だけど、魔女がそのたびに 「ごめんね、ごめんね」 って僕らにあやまるから


僕らは 「いいよ・・」 って言いました


だからこのごろはだれも 「いいな」 っては言いません




《ライガー》、夕べからまたちょっと辛そうです


僕たちは 「頑張ってご飯を食べな!」 って 励ましました



        

            ライガー 「わかった、ぼく、頑張って食べてみる」



だけど・・


         
                     《風太》、ごめん・・ 



食べられなかった・・ 





それでお母さんの《バニャ1号》が心配します   おばさんの《バニャ2号》も後ろで心配そうです




今朝もやっぱり辛そうです







それでいつも通り、みんなで《ライガー》を囲みます


         

         囲みながら 《ライガー》、元気になぁれ、って みんなで思います




囲みが良かったのかなぁ

《ライガー》は夕ご飯を食べました

いっしょけんめで食べました



《ライガー》、いつかみんなと追いかけっこできるといいね


病気がなおったら僕と戦いごっこもしよう!