アトリエ模様 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


明後日からの展覧会を控え、慌しい魔女です

やること山積みで脳みそが爆発しそう


そんなこんなでアトリエもまた同様に慌しく

たいそう賑やかなことになっております



先週土曜日の教室


この日に描いた絵が思いのほか上出来で

先に決めた出品作と替えたいと言い出した小学1年生のCちゃん


その方がいいね、そうしなさいということになり

新たにタイトルをかんがえることになりまして


ところがなかなか題名が考え付かないCちゃん

「わかんない、考えつかない」 と延々そればかりを言います


          ※アトリエでは絵の題は自分自身で考えることになっておるのです


最後には不貞腐れ

考えつかないから前に選んだ絵でいいとか言い出して魔女に却下され

隣で絵を描いている母親に泣き付くも、自分で考えるように諭されます


Cちゃんの前の席には軽い障害がある中学3年生のYちゃんがおりまして

この子は明るく、心がきれいで優しく、魔女も彼女を気に入っております



さて、タイトルが考え付かないCちゃん、大声で言い募ります



「ママが かんがえてーー!  ママ かんがえてぇーーー!!」



終にYちゃんが立ち上がり



「自分の絵なんだから自分で考えなさい!!」



しーーーん・・


それで決まったタイトルが・・



『ゆきちゃんが本気でおこった!』




さて、Cちゃんの右隣にはやはり小学1年生のK君


この子が驚異的な子で、この歳にしてあらゆる言葉を知っておるのです



「けっきょくさあ かんきょうもんだいってのはさ にんげんの じかくなんだよね」


「さんみゃくの けいせいって あらゆることを かんがえあわせたら なかなか きょうみぶかいものがあってさぁ・・ なんだらかんだら うんだらかんだら・・」 (このあたりになると魔女もさっぱり覚えていない)  



声高での薀蓄が延々と続きます

そうなると絵を描く手が止まるのですけどね


彼の前には小学校6年生のMちゃんが座っており

この子は3才でこのアトリエに来て以来、成長するにつれ頼りない魔女の保護者みたいになってくれて

私にとって彼女は頼り甲斐のある有り難い存在であるのです


Mちゃんは魔女が朝食を食べないのを知っていて

毎回朝ごはんに、って、魔女の大好きなこんにゃくゼリーを持ってきてくれます



魔女 「K君すごいね、まじょは小学校1年生の時はそんな話は出来なかったし、中学生になってもそんな言葉を知らなかったよ」


K君 「それなら まじょは がっこうはいるときは とくべつきゅうだね」


Mちゃん 「何言ってるの!  まじょはふつうだよ! あんたがおかしい!!」



もうね・・

アトリエは喧々諤々


それでもみ~んな仲良しなのです



そんなこんなで始まるのですよ

以前M君が言い放ったところのアトリエ展覧会が


M君が何を言い放ったのか、って?



あの時・・

展覧会を前して新入りで、展覧会は初めての男の子が訪ねました


「まじょ、てんらんかいって なあに?」


するとM君


「おまえ、展覧会も知らねえの? 展覧会ってのはな、魔女が年に一回マシな服を着る日だ」






               『ゆきちゃんが本気でおこった!』        ちお






                『お魚くわえたどら猫』             ゆき





       


               『あいつ ゆるさない!』  By コブラ     けんすけ






                 『ジェームス兄弟のお仕事』       みずき


                             ※ 『時計』というテーまで描いた絵