今宵の月
修理猫
《インドラ》
魔女がなげいてる
それは何でかっていうと
あの巨大猫《ひな》がさ
前に家族①が買ってくれた僕らのおもちゃ、っていうの？
背の高い遊びものにバンバン飛び乗るものだから
その反撃（衝撃だと思う・・）で、てっぺんがだめになっちゃったの
魔女 「どうしよう・・ こんなになっちゃって」
僕 「僕が何とか直してみる！」
僕 「ああ・・ これが突き抜けちゃったのか～」
僕 「う～ん・・ これを持ち上げてかぶせればいいんだ」 ぐいぐい！！
僕 「ふぇ！！ さらに飛び出してきた！！ ・・どうしよう」
魔女 （あなたが乗って押してるからよ・・）
僕 「よし！ 棒をかじって 短くすればいいんだ！」
魔女 「ち、ちがう・・」
僕 ガリガリ！！ バリバリ！！
魔女 「やめて・・ 歯が欠けるから」
お母さんといっしょ
《ジンジン》
何だかんだ言って
《インドラ》にとって《ユリぼうず》は永遠のお母さんみたい
子供の頃から寝るときはいつも一緒
でも・・ とうちゃんと慕ってた僕のことは忘れちゃったみたい
コタツに入りたい・・
寒い日は、魔女もコタツに入りたい
冬の間、まともにコタツに入った例がない
心霊写真
《凜》
よくテレビで心霊写真ってあるじゃないですか
あるはずのない足とか手とか写っててみんなを キャ！ って言わすアレです
そういうの、人間の世界だけのことじゃないんですよ
ほら・・
三寒四温 
寒い日は
魔女の膝に乗って暖を取る《サンボちゃん》の隣に無理矢理乗ってくる《オダギリ君》
埋まってしまう《サンボちゃん》、ちょっと唸る
すると後から乗って来たことで後ろめたい思いがある《オダギリ君》は
その引け目からお世辞を使って《サンボちゃん》の頭を舐める
一生懸命に舐める
これは猫の習性だ
しかし・・
舐めた方向がいけなかったせいで、《サンボちゃん》の毛がへんてこなことに・・ なっちゃってるよ！
そして暖かい日は
『予告』
明日は《タヌ吉》ＶＳ《ブラツキー》の様子などなど