タヌ吉VS.ブラツキー | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


       


                     《タヌ吉》



                       VS.


 

                     《ブラツキー》






両者、体格は互角


若さと体力では《タヌ吉》が勝っていると思われる


経験では《ブラツキー》が勝っていると思われる



《タヌ吉》の素行


非常に悪い


特にメスが発情期入る2月あたりから日増しに凶暴になってきた



       



『被害例』


多数


まじょ家内外を我が物顔で徘徊し、近隣の猫を排除する


廊下組女子のご飯を奪う


まじょ家の廊下にある《バブ》のハウスを奪う

《タヌ吉》臭のハウスで寝るのを嫌った《バブ》がバスタブの蓋の上で寝場所を変更したら次はその領域まで侵した



『最も卑怯な例』


寝込みを襲う


物置にある《パパ・ジョン ブリアン》のハウスで昼寝をしていた《ジンジン》が寝込みを襲われる

耳が切れ、そこから血を流す負傷


深夜、どこからか《かって》の悲鳴が聞こえることが何回もある 

※ いまだに《かって》がどこで寝ているかわからない


その翌日、《かって》は必ず前足を負傷していて、3本足で《タヌ吉》の目を盗んで食事にやって来る

食事中もビクついてまともに食べられない


足が痛くて歩けないのか、食事に来ない日もある



       
             前足の負傷はこれで3回目の《かって》




『とにかく』


どんなに追っ払ってもやって来る

《タヌ吉》の姿を見る度に、《インドラ》が 「やっつけてやる!」 と、いきりたつ




        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




『《ブラツキー》の素行』


数日前に突然どこからかやって来た《ブラツキー》は傷痕がハンパない


一日3回、朝、昼、晩、まじょ家周辺の見回り


《涼子》の食事中、それを見ていたという理由で《涼子》にビンタを張られる


雨の日は廊下に佇み

「きょう とめて もらえませんか・・」 と、かなり遠慮勝ちに頼む




                  雨の日のお泊り風景




『被害例』


まじょ家廊下でマーキング


その最中、魔女に叱られ、即刻中断

その後はやりそうになったところで思い直すを繰り返す



『とにかく』 


まだよく正体がわからない猫


まじょ家の猫と出くわしても、まったくうろたえず落ち着いた態度を示す


どういうわけか、《ブラツキー》を大いに気に入ってしまった《インドラ》は・・

ストーカーのように《ブラツキー》の後を追いかけている



              インドラ 「ねえ、もっと遊ぼうよ・・」


              ブラツキー 「ちょっと やすませて」




                インドラ (まだかなぁ・・)




        ユリぼうず 「ねえ、《インドラ》が待ちくたびれているよ」


                 ブラツキー 「もうちょっと」




       

                    インドラ 「まだ?」


           ブラツキー 「もうちょっと まってよ・・」





           インドラ 「早くその重い足をあげてよ!」


           ブラツキー 「それを いうなら こしだろう・・」




『ギャップ』


《ブラツキー》は可愛い女子のような声で鳴く



『思うに』


《ブラツキー》は《パパ・ジョン ブリアン》に似ている



          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




さて、《タヌ吉》と《ブラツキー》

お互いこんなにまじょ家周辺を徘徊しているのだから顔を合わさない訳がない


最初の顔合わせは《ブラツキー》が初めてまじょ家に来た翌々日


夕食時に居合わせた《ブラツキー》

《涼子》のご飯をちょっと覗いた、というだけで《涼子》に猛烈なパンチを浴びせられ、しょげ返る


そして《ブラツキー》も食事を貰う


早食いの《涼子》があっという間に自分のご飯を食べ終わってまだ食事中の《ブラツキー》を睨む

睨んでいるわけじゃないだろうけど、顔が険しいのでそう見える


それに気づいた《ブラツキー》、自分のご飯を涼子に差し出し


そっと猫用出入り口から出ようとした時・・

「めっし! めっし!!」 とやって来て、まじょ家に入ろうとした《タヌ吉》と出くわす



暫し沈黙


その後の振り向いた顔が先日の画像


再びの沈黙


《タヌ吉》、ジリジリと後ずさる


外に出た《ブラツキー》と、後ずさる《タヌ吉》、険悪


険悪・・ 険悪・・ 険悪・・



タヌ吉 ダウン×÷β+▲~~~√10-4#~~!!」 (何言ってんだかわからない・・)


ブラツキー 「あぁ?」


タヌ吉 「!! α■*πビックリマーク


ブラツキー 「やんのか あぁぁぁ~~~!」  (この時の声は可愛くなかった)



《ブラツキー》の一声で脱兎の如く逃げ出す《タヌ吉》



この後、《ブラツキー》、再び家に入ってきて

《涼子》の空の食器の匂いを嗅いだ、という理由で《涼子》に連続ビンタを喰らい

しょげ返る



先ほどの食事、《涼子》に譲ってしまったのでお腹が減っているだろうと

《涼子》に意地悪をしないように言い聞かせ、《ブラツキー》に食事を与える


少ししてリビングから廊下の様子を伺うと・・

《ブラツキー》にあげたはずのご飯を《かって》が食べていた


《かって》はまだ前足の1本を床に着けることが出来ずにいた



2日後

その日迄《タヌ吉》は姿を現さなかった


廊下でまだ足の治りきらない《かって》がご飯を食べていて

《ブラツキー》が自分は階段の途中でご飯を食べると言い出し、そこで食べていた

ビクビク病の《かって》を気遣ってのことだろう


その時、先日出くわした猫用出入り口を避け

開け放しの玄関から《タヌ吉》が入って来た

そのまま階段を上って廊下組のご飯を奪おうという魂胆が見え見えのドヤ顔だ


だが、上りかけた階段の途中で食事中の《ブラツキー》を見るや


ドタバタと上りかけた階段を、今度は音を立てずにバックでスローモーションの巻き戻しのような感じで降り・・


降りきったところで

まっしぐらに玄関を飛び出して行った



こうして 《タヌ吉》 VS.《ブラツキー》は 取っ組み合いにも至らず


《ブラツキー》、余裕の勝利でありました