四日目 ゴバルダン プジャ 牝牛の日
※ 農業国であるネパールで、畑を耕す牛は農家の仕事を助ける大切な生きものです
この日は日々自分たちを助けてくれる牛に感謝をする日
牛を休ませ、美味しいものを食べさせ、仕事はさせず、牛は自由な一日を過ごします
牛さん 「きょうは しごとしなくて いいんだも～～～
」
マ プジャ （ネワール族のみ・母親からプジャを受ける）
さて、この日はネワール族にとっての新年にあたります
家族全員が集合し、母親からプジャが授けられます
ネワール族にとって、この日はマ プジャの日となります
家族全員分のパターンを用意し、その周囲に儀式に必要なものを置きます
魔女と一緒に用意をしているのはルナの旦那さんのラビ
彼はチェトリ族なので、ルナの嫁ぎ先ではこの儀式はしません
儀式に必要なものの準備も整いました
家族全員が集まり、目上の人から順に座りって母親からの祝福を受けます
儀式は順番が決まっていて、ネワール族の伝統に則って進められます
祝福してくれているのはママのママ
ここではママから祝福を受けた後、こうしておばあちゃんからも同様にしていただきます
ネワール族のお正月は子供たちがネワール族の衣装などを身に纏い 「デウシ！」 と言いながら家々や商店などを夜に巡り、歌や踊りを披露して小額のお金やお菓子などをもらいます
こうして新年の夜はとても賑やかに過ぎてゆきます
五日目 バイティカ （姉が弟にプジャする日）
この儀式は命の炎が消えそうになった弟を姉の愛が守った、というお話から始まっています
姉が女性のパワーを弟に授け、健康と長寿を祈る儀式です
嫁いだ姉もこの日は弟にプジャするために実家に戻ります
弟のいない人、姉のいない人はどうするのかって？
それはムリクサ兄にやったり、妹にやってもらったり、従兄弟に頼んだり・・
人々は何が何でもやるんです
この日もまた昨日同様にパターンを描いて・・
準備も整い
ルナと魔女はラーズに
ママは写真左の弟さんに
それぞれプジャを授けます
儀式は順調に進み
ラーズのおでこには、弟の健康を祈って私たち姉がこうして５色のティカをつけます
次にママがもうひとりの弟へ、そしてやってきたダッドのお姉さんがダッドに祝福を与えます
儀式も滞りなく終わりかけ
散らかった床も、それはそれで美しく・・
無事終了だぜ！！
こうしてティハールも終わり
一週間後には植物の結婚式という・・
楽しい国です 