ホテルを後にし、空港に到着
《バブー》を想いつつ、明日には軍団を抱きしめる自分を想像する
今回はセキュリティーチェックで怪しまれず（そもそも私を怪しむ根拠がわからない）
チェックインを済ませ、チケット２枚を手にする
１枚はカトマンズー広州 そしてもう一枚は広州ー成田だ
ここで中国人男性に話しかけられる
英語で書かれたＥチケットを握り締め、それを見せて何やら困りきった様子で訊ねる
自分のチェックインカウンターがわからない様子
中国語はわからないが、行く先を訊ねたら 「グンジョウ（広州）」 と言うので、私と同じ機だからここに並べはいいよ、と言うと、彼は丁寧にお礼を言った
もうＥチケット（予約表）は用無しだな・・
トリブバン空港で必要なのはカトマンズー広州のチケットだから、もう一枚の広州ー成田の分はここでは要らない
そんなことを思いながら出国カードに記入をし、イミグレーションに向かう
顔なじみの係官のおじいちゃんはいなかった
相当なお歳だったからリタイヤかな・・
なんて考え名ながら登場前のセキュリティーチェックを済ませ
出発ロビーに向かう
出発ロビーは海外に出稼ぎに行く人々で混み合っていた
奥まった方の、ボロいけどふわふわのソファーに置かれていた誰かのバッグをどけ、そこに座る
後は出発するだけだ
結界の中のデイブから電話が掛かってきた （いいのか？）
「もうすぐ出発だね、無事に日本に帰って、また４ヶ月後に会おうね」
話し終わって、私は携帯をバッグにしまうついでに持ち物の確認をした
・・ない
広州ー成田のチケットが見当たらない！
これはヤバイ！！
バッグをひっくり返して探したがどこにも見つからない
中国のことだから、チケットがなければ登場させない、と言い出しかねない
ゲッ！ ついでにＥチケットもない
Ｅチケットがなければ広州でチケットの再発行もしてもらえない
それより、中国のことだから再発行なんてしてくれないかも知れない
・・どこで失くしたんだろ
きっと、これは今は必要ない
これは、もう必要ない
と想った時点で・・ 捨てたんだ！！
バカじゃーーーーーん！！！
・・とにかく広州までは行ける
そこまで行くしかない
けど、広州でチケット取り直しなんて
そして座席に空きがなきゃお泊りなんて、やだ！
早く日本に帰りたい
そうこうしているうちに出発時間となった
が・・ 飛行機が来ない
掲示板には 『ＤＡＫＫＨＡ ＤＥＬＡＹＥＤ』 と表示されている
中国の広州から来るのにダッカ（バングラディッシュ）なんて関係ないじゃん！
どーゆーこと？！
待てど暮らせど、飛行機はやって来ない
掲示板は私が乗る機のフライトナンバーを後機が次々と抜かしてその上に表示されてゆく
同じ機に搭乗するであろう人たちも立ち上がり、外を眺めて苛立ちを顕にし始めた
そうして私は・・ ナンバープレイスを始めた
夜１１時くらい（はっきりとした時間は忘れた）に出発するはずがもうとっくに日付が変わってしまったぞ！
その間なんら説明もないままにね
さすが中国だな・・
で、どうすんだよっ！
つづく
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昨日全ての絵を描き終わった
中の１枚は途中まで描いていたが、他の５枚は手付かずのままだった
絵を描かなきゃ！ となってから
２日間、仕事が入ってない日があったので、集中して全部終わらせた
集中しすぎて頭が痛くなった
明日から展覧会だ
しかし今日も展覧会に関わる細々とした仕事が山積みで
頭痛が続く・・
自業自得の頭痛だわ！
Culpabilité
～有罪～
これは輝きＶさんのブログ こちら→☆
の中の海の画像に感動して制作したもの