このところ・・ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


                      月














のらねこ軍団の様々なことで多忙を極めております


今月末から展覧会が始まるというのに・・ 絵が描けてない


優先順位を考えると仕方がないじゃないか、と自分に言い訳をしている


でも どうしよう・・

時間的にかなりヤバいです



《ミズニー》はこの時期に赤ん坊を産み


結局あの後

人家の隙間で2匹を出産し、計3匹の赤ちゃんを育てているもよう


それだから、忙しく公園にやって来てはご飯をたらふく食べ

早足で赤ちゃんの元へ帰って行く日々だ


そんな中再び、お腹が大きく、これから出産する母親を見つけた


《ミズニー》の子供も、新たに生まれるであろう子供も

生後2ヶ月で冬を迎えることになる


そうして3ヶ月後の真冬に独り立ちだ

そうなったら余程運がよくない限り春を迎えることはできない


その前に里親を探さねば



森のボスはご老体で、この冬が心配

キリット君はいつでも病院に運べるよう、お兄さんもまたその様子を見張ってくれている



公園には多くの心ある方々がのらねこ軍団にご飯を運んでくださり

彼らはいつでもお腹いっぱいで暮らせるようになった


それは年配の方々、ヤンキーカップル、バイクでやって来るお兄ちゃんたち、親子連れ、会社帰りの若い男性グループ・・ 様々だ


今、のらねこ軍団はそんな彼らに見守られ過酷な中にも何とか平和に暮らしている



そんな中

公園の向うの駐車場に倒れている仔猫があった

その子はあまりに小さく、最悪の状態であり

そこに居合わせた女性が連れ帰られた


その方は猫を飼うことが出来ないということで、それは一時的なものであったので、私はこの子が助かることを祈りながら同時に里親をみつけることにした


家族にしても良いという人がいらして、やっと安心できた



あの時の、《インドラ》の姿が被る・・


手のひらに乗るほどの仔猫の命の糸が繋がれることを私はひたすら祈り続け


私はその方を知らなかったので

その方を知っているというお兄さんに連絡を取っていただき、私のメアドを先方に教えて里親の件を伝えてもらった


その後、その子が入院しているという話をお兄さんから聞いた

状態が芳しくない、という話だった



そして、連れ帰られたご本人からメールをいただいた


あれから5日経って、何とかご飯を食べられるようになったとのこと

しかし、感染症と思われる症状から、失明の恐れがあるという所見


万が一、失明となれば里子に出すのは難しい話となる

うちで引き取ろう



だが、間を空けてメールは続いていた

家族とも話し合い、これも縁だと・・ この子を飼うことにしました



一生懸命にご家族を説得なさったのだろう


こうして命の灯が消えかかった仔猫は幸せに暮らせることとなった

しっかり治療を受けて元気になり、やさしい心の家族に迎え入れてもらってください



私は返信にインドラのことを書き添えた

今、この子のおかげでどんなに楽しい日々を過ごしているかをしたためた

その方はその話しをとても喜んでくださった



そんなことをしてもキリがないのに、 という人もいるけれど

それでも大切な命がひとつでも助かればキリなどなくてもいい



これは私の自己満足なのです

見捨てた、という嫌悪を持って過ごしたはくないという



さらに、償いでもあります


彼ら生きものの土地を奪って、追いやり

今、自分たちがそこに暮らしている、ということの償い



せめてもの思いやりを持って

人間の誰しもが、困っている彼らに手を差し伸べるべきです



      
       

           いまや甘ったれ筆頭猫の《くろまるこちゃん》




         元気のない《キリット》君には特別に高級缶詰を



缶詰欲しさにわかわらとやって来る猫たちを見張るのがほんとうに大変

お兄さんとふたりでバリケード張っているけど、誰もいうこと聞きゃしない


当然ですけどね・・ みんなも欲しいよね

だけどみんなは元気だからダメー


そんな顔で見つめてもダメー

みんなに缶詰あげてたら魔女が破産しちゃうから




                《こだくさんのおこさま》 



最近は母親が来ても駆け寄ることはなくなりました

こんなに小さくても、立派に独り立ちを果たしました




       

そんなこんなのうちに

気が付いたら持って来たキャリーバッグが《すがりつき君》のベッドにされてる・・


            くろまるこちゃん 「《すがりつき》、いいな」


            すがりつき君 「これ ぼくのだから」




        これがおおいに気に入った《すがりつき君》



         魔女 「もう帰るからバッグを返して・・」


         すがりつき君 「おいてって」