続・小さな猫の(本猫曰く)大きな冒険  | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

《チャンドラ》


にっきを いいます 

《ちゃん》の ぼうけんの にっきです!



・・


・・


どうしたの?


・・どこまで いったか わすれた


えっと・・

あ、 魔女が《チャンドラ》以外の軍団に夕食をあげて

その後、夜の仕事をしているに最中に《ジンジン》に呼び出されて《チャンドラ》を迎えに行ったけど、また《チャンドラ》が逃げ出しちゃったとこまでだわ


あ、そっか



おかあちゃんの きょういくのとおりにしたら なかなか まじょに あえません


でも あれは 《ちゃん》たちを まもるための きょういくだから・・ まちがってないよね


でも・・ なんか へんと おもいました



どーしようかな

どーしたら いいのかな汗


また よるになって

おなかが すいた・・


《ちゃん》は ぼうけんのなかで かなぶんは おいしくないことを わかりました


・・だから

また せみ たべます


おうちの ごはん たべたい・・汗 


《ちゃん》は せみ たべながら なきました


めの まわりが ぐちゃぐちゃになって

そしたら めの とこに かみつく むしがきた


ぶよ~ん ぶよ~ん って・・ うるしゃい!!



せみ たべて


そこに きがあったから のぼりました


おうちが みえるかな~  っておもったから


・・みえません


ばかみたい かんじした


いやな こころと いっしょの よる



やな きもち あっち いけーー!!



おかあちゃんと いきわかれになったとき 《ちゃん》は びゃーびゃーないてた

・・そのときと まるで おなじ きもちです



    魔女 「生き別れなんて言葉、よく知ってたね」


    チャンドラ 「みんなが よく いってるよ」


    魔女 「軍団が?」


    チャンドラ 「うん、よく いきわかれの はなし してる」


    魔女 「そんな話してるの?!」


    チャンドラ 「《ゆりたん》なんて、 『 いきわかれて せーせーしたぁ~!』 

          って いってる」


    魔女 「・・」




くさむらに うずくまって しんとしました

きょういく だからです



ぶい~ん ぶぶぶい~~ん


かみつくむし うるしゃい!!!



もっと こころが いたくなって また なきましたあせる

・・《ちゃん》は おかあちゃんの きょういくの せいで ないてるの?




かしゃ こしゃ って おとがした


にげましょか! 


って おもってたら

ちょっと とおくで こえがした



《チャンドラ》、どこにいるの~



《いんどらたん》・・


こえのとこに とびだそうとして

いいのかな・・ って おもった


おかあちゃんの きょういくは・・

きょういくは・・

しらないねこに みつからないように、って いった


しってるねこだから!

《いんどら》は おにいたんだから! いいんだあ~~!!



いんどらたぁ~~~ん!!



《ちゃん》は くさから とびだして はしった


《いんどらたん》が 《ちゃん》のほうに かけてくるのが みえました


《いんどらたん》は あかるくて おつきさまみたいだった 



《ちゃん》は 《いんどらたん》の おなかに かおを つっこんで うれしがりました


《いんどらたん》が 「いっぱい歩き回って探したよ、さあ、一緒にかえろうね」 といって

《ちゃん》は 《いんどらたん》に ぴったり くっついて はなれないで あるきました



いんどらたん 「さあ、ここから 入るんだよ」


ちゃん 「ここ、どこ?」


いんどらたん 「ここは 《チャンドラ》のお家入り口で、玄関、っていうんだ」


ちゃん 「げんかん・・  みんなが いってた げんかん!」


いんどらたん 「そうだよ、もし今度 テリャスから落ちたら、ここを見つけて入るの、そうしたらいつものお部屋に行けるからね、わかった?」


ちゃん 「あい」


いんどらたん 「さあ、そこの階段を登って、お部屋の前まで行って、 ドアの前で 「入れてー!」 って鳴いてごらん」


ちゃん 「かいだん こわい」


いんどらたん 「僕も一緒に行くから大丈夫、 でもまず自分でやってみて」


ちゃん 「あい・・」


いんどらたん 「さあ、ここで言って!」


ちゃん 「いれてー いれてー いれてーー!!」



すぐに どあが あきました!


《ちゃん》は わあーーー! って なって

ひっしの かおで おへやに つっこんで いきました


そして そのまま はしって てりゃすに いって

てすりに とびのりました  ← 何でまた乗る!!


ここから おっこちたんだ~ って たしかめる ためです

そうしたら やっぱり ここが おうちだ~って、 わかるからです



みんなが 《ちゃん》のあとを じゃかじゃかついて はしります

《ちゃん》が とまると みんなで よってかたって においを かぎます


《ちゃん》の においを しつこく かいで

《ばにゃいちごう》が 『なるほどね~』 って いいました


ばにゃ2ごうも におい かいで 

《ぼんにゃっと》も 《りんたん》も み~んなが 《ちゃん》の におい かいで

《ちゃん》は ぐんだんに うずまりました

《ちゃん》は みんなの においのなかで すごく あんしんしました



みんなが きがすんで ちょっと はなれたとき

《ひなたん》が きました


そして、《ひなたん》も においを かぎました


《ひなたん》は ずっと においを かいでたけど・・


とつぜん おそろしい かおにかわって



「しゃわーーーー!!」 って いって


《ちゃん》を おもいっきり なぐりました

つめ でてた



そのあと 《りぇおぽん》も おなじことして 《ちゃん》を なぐった


まじょが あわてて やってきて 《ひなたん》たちを とめました


だけど 《ちゃん》は じぇんじぇん へいきだった

どうしてか、っていうと ごきげんが よかったからです



まじょが ぎっちゃぐちゃになった 《ちゃん》の めのまわりを ふいて

それから おちゃわんに ごはんを いれて もってきました


《ちゃん》は うれしかったのに・・

うれしかったけど・・ 

たべられなかった


どうしてか、っていうと

せみの たべすぎで おなかが いっぱいだったからです



おうちは さいこうです


また おちたら げんかんから はいります

そして かいだん のぼって どあのまえで 「いれてー!」 って、いいます

これは 《いんどらたん》の きょういくです


 

《いんどらたん》、 ありがと



     《いんどらたん》の あしさん 《ちゃん》を さがして ありがとう ドキドキ  




       
           《いんどらたん》の おなかのにおいだ~   ← 顔、突っ込みすぎ!




   バニャ1号 「《チャンドラ》、おそとでの ぼうけんは どうだった?」


   チャンドラ 「ぼうけんすると めが あかなくなるよ」 (それは泣き過ぎと蚊に刺され)

                                 

   バニャ1号 「・・」




    ボンネット 「外にあるものといえば、ただ恐怖だけさ、 ね! 魔女」


    魔女 「一緒にしないでくれる?」




実は《チャンドラ》を最も心配していたのは《凜》だった

落ちた時から家に戻るまで、ずっと窓から身を乗り出して外を見ていた

《凜》、やっとぐっすり寝られるね  お疲れ様




 草むらにうずくまる冒険?生活も終わり、 この夜はなが~くなってガン寝




ぼうけん、っていうのは


するまえは 

してみたいな! って おもうけど


してみたら

やんなきゃよかった・・ って おもうものでした



※ 本猫は冒険と言うも 冒険どころか、ちょっとした探検にもなってないぞ・・