送り火の日のこと | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


お留守番を家族ちぃに頼んで

送り火を焚いた翌朝から2日間、伊豆に行って来た


総勢15名という・・

私が統率を乱すまでもなく

有り得ないほどに統率の取れない面々だったわ~


で、その話は次回ということで

今日は16日の送り火模様を・・



《インドラ》


楽しかった3くらいの夜と昼があって(3泊4日)

毎日にぎやかで楽しかったけど

ネバーランド軍団の『お里帰り』っていうのももうすぐ終わりだって

みんなが帰る時がやって来たんだ・・


そんな時に

お年よりの《ジンジン》がいじけだした


魔女 「《ジンジン》、みんなを送るよ」


ジンジン 「・・」


魔女 「テラスにいらっしゃい」


ジンジン 「やだ・・」


《ジンジン》を抱いてテラスに連れ出す魔女 「さあ」


ジンジン 「ヤダヤダ!!」 部屋に飛び込む



猫も年を取ると頑なになるんだって・・


ふわふわ象さんと離れたくない《チャンドラ》でさえ

僕がちゃんとお話をして、しぶしぶテラスに出ているっていうのに



      
 ニャバーランド軍団と遊んだ残骸のビニール袋を抱え、ひとりいじける《ジンジン》




僕だってずうーっとみんなと一緒にいたい

だけど、そうもいかないんだって

・・《ばつ》が そう言った



お外の駐車場には廊下軍団がとっくに集結してて


だけど《ジンジン》の他にもネバーランド軍団と離れたくないお部屋猫たちがグズっていて

送り火をたくのがすごく遅れちゃった



       

                      《ひな》と《凜》




       

                《ライガー》の後姿は淋しそう



《ジンジン》以外のみんなが しぶしぶとテラスの思い思いの場所をのっ取って(陣取って)

魔女はやっと送り火をたいた


僕らは別れを惜しんで・・


 


       
          ぼく 「また ぼーぼーになっちゃったねぇ・・」



ネバーランドの家族が一列じゅうたいで、ゆっくりと空に向かいだした

前は先頭が《今日ちゃん》だったけど

今年の先頭は《ばつ》だ


ニャバーランド軍団は

いったん空に浮かんだら、もう誰も振り向かなかった


そうして真っ直ぐに空に向かって登って行くんだ


ぼくらはみんなでそれを見送った



       

                 僕 「みんな また来てね・・」



       
           バニャ1号 「みんな 行っちゃうのね・・」



手すりに乗ってた《チャンドラ》が

急にそこから飛び降りて

まるで象さんを追いかけるように金網をよじ登りはじめた



     チャンドラ 「《ふわふわぞうた~~~ん》!!」



       

          僕 「《ジョンにいたん》・・ 僕、日記がんばるから」




ニャバーランド軍団が雲の向うに行っちゃって

見えなくなっちゃった


それでも僕たちはまだ見てた



しばらくしてから

僕は一回おっきなため息をついて

手すりから飛び降りた


急に淋しくなっちゃった・・ って思ったら


心がいつもの生活に戻ってきて




                   ぼく 「あれ・・」



              ※ 実際はこの暗さです




       

                       僕 「・・」



       

                    僕 「あら・・」



       

                   僕 「やっぱりだ!」




            僕  (まだ 火が消えてないじゃない・・)



 魔女!火の始末はちゃんとしなきゃダメじゃない! もうっ!