《ユリぼうず》の一週間  | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


本日は日曜なので《ユリぼうず》特集~  ← 日曜と《ユリぼうず》なんか関係があるのか?  

・・ございませんけどね



でも、《ユリぼうず》といえば、年中有休って感じしないですか? ← 誰に聞いてるんだぃ?


いや、誰でもいいんですけどね



ただ・・

《ユリぼうず》との日々の生活はハンパないな   と思ったりして




                 得意の家庭内暴力  パンチ!



《ジンジン》  (1週間前のこと)



僕が寝てたら目の前に手が延びて来た




                  なんだこりゃ?




寝相の悪い猫が僕の寝ている椅子の下でジタバタしながら眠っている



       
 この寝相の悪い《ユリぼうず》の利き手じゃない手(左手)に大量の毛がついてるわけ



きっとあれだ・・

また誰かを襲ったんだろ



それから暫くして



魔女 「ちょっと《ユリぼうず》! 今日は誰を襲ったの!」


ユリぼうず 「《ひな》」


魔女 「ダメじゃないの!!」


ユリぼうず 「けど、襲ったんじゃない」


魔女 「じゃあ何よ、その爪の間の毛は!」


左手を曲げて爪の間の白い毛を見ながらのユリぼうず 「あ、これ? これは《ひな》の毛玉を取ってあげようとしてたんだけどぉ~」




                 あるいはどこまでもものぐさ


《魔女》  (5日前のこと)



夕方、《風太》がやって来たので《インドラ》を外に出して遊ばせた


その時魔女はまだアトリエで仕事中だったので、部屋に《インドラ》も魔女もいなくなると、《チャンドラ》のちくちく防止の見張りに困ることになる


そこで・・



魔女 「ちょっと《ユリぼうず》、《チャンドラ》がお腹の糸を引っ張らないように見張りを頼むわ」


ユリぼうず 「ええっ! 僕が?!」


魔女 「何を大袈裟に驚いてるの、 あなたは《チャンドラ》のお母ちゃんでしょ」


ユリぼうず 「あの子なら独り立ちした」


魔女 「何でも都合のいいように言わないよ!」


ユリぼうず 「・・《チャンドラ》をどうすりゃいいのさ」


魔女 「とにかくお腹の糸を引っ張らせないで」


ユリぼうず 「どうやって・・」


魔女 「そんなこと自分で考えなさいよ!」


ユリぼうず 「何も考えつかないなぁ」


魔女 「ならいつも《インドラ》がやってるように手で傷口を隠せばいいでしょ!」


ユリぼうず 「はいはい・・」



そうして魔女は1階アトリエに戻った


だが心配になって、2階に様子を見に行くと・・



       
                      これだ・・





   拡大図    《チャンドラ》の傷口を両足で押さえて爆睡するズボラ男




                    

               如かしてその実態はサイキック  ドクロ



《ボンネット》  (2日前のこと)



テラスは雨だし(いや、雨はテラスだけじゃないし・・)

みんなつまんないから寝始めた


そんな時

《ユリぼうず》がいきなり怒り出した


ひゃんひゃんといつもの高い声で魔女に文句を言ってる


僕は驚いて、何事かとコタツからとび出した



                    原因はこれ・・




《ユリぼうず》が強く言うには


自分が寝たいところに《インドラ》が寝てて、しかもコタツカバーをシーツにしてる、って


※ 確かに《インドラ》はコタツカバーの自分の体の長さ分くらいを手で引っ張ってシーツにしてましたね  



でも、それのどこがいけないの?




       
           ユリぼうず 「今僕はここに寝たい気分なんだ」

      

           魔女 「寝るのなんてどこだっていいでしょうが」




       

   ユリぼうず 「ダメ! 今は僕、ここに寝たい気持ちなの!」


魔女 「そんな我儘は通用しないわよ! 何でも早い者勝ちなの!」


ユリぼうず 「・・」

    

魔女 「第一あなたには ひとり占めしたくて誰も立ち入らないよう自分でオシッコをひっかけた 今じゃ誰も見向きもしない自分専用のソファがあるじゃない!」 




  ユリぼうず 「あそこは臭くて眠れない~~~~!!!」


       魔女 「自分がやったことでしょうがっ!!」



ユリぼうず 「・・どうしてもどかない気なんだ」


魔女 「どうしてもって言ったって 《インドラ》は《チャンドラ》の付き添いからやっと今日開放されたの!  とにかく今は疲れ果てているからこの騒ぎでも絶対に起きないわよ、だからもう諦めなさい」          ※ 《チャンドラ》、この日無事に抜糸しました


ユリぼうず 「どうしてもどかない気なら・・」


魔女 「どかないなら?」


ユリぼうず 「月出しちゃう・・」


魔女 「はい?」




       
        ユリぼうず 「お月さま・・ 僕のお部屋に来てちょうだい」


        魔女 (・・何言ってんだ、こいつ)




       

                 ユリぼうず 「はっ!」 




                  ジンジン 「すげえ・・」




       

               レオポン 「うわ!!」




            僕 「ふぇ・・ 部屋の中にお月さまが出た!」





バニャ2号 「ちょっと《ひな》・・ 寝こけてないで見て見なさいよ すぐそこに月があるわよ」




部屋にお月さまを呼んだからといって

《インドラ》がどくわけじゃない・・


その後《ユリぼうず》はトボトボと自分の、あの例の臭いソファに戻り・・

ひとりうなだれた



       


            自分の思い通りにいかなかったからって

            部屋に月を呼ぶ意味がわからない




 ※ オートで写真を撮っていたら、デジカメのヤロウの気分でムラで、フラッシュを焚いたり焚かなかったりするので色の感じがメチャクチャですみませんあせる