脱走と《そらたん》と脱走 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


日々、軍団によって小さな事件がもたらされる魔女家でございます


昨日は脱走事件


このところ《バニャ2号》による脱走が繰り返されており・・ 面倒臭いです

避妊手術をしているのにもかかわらず、誰かを求めて空しい脱走を繰り返しております



《インドラ》


ぼくは まじょが にゃぱーるのことを書いてる時、いっぱい勉強しました

《ジョンにいたん》が字とか、言い方とかを教えてくれました

《バニャ一家》もいっしょに教わりました


そして やっと今日はぼくが日記を言うんです



昨日も《バニャ2号》がだっ走しました


だけど昨日はまじょが一日中アトリエで仕事だったから

もうお外があきた《バニャ2号》が帰って来てもドアを開けてくれる人はいません


だいたいぼくの2つの手のにくきゅうぶんくらいの回を帰って来たよ 

(2つの手の肉球分・・ つまり10回位帰って来たってこと?)



お日さまてっぺんがだいぶ過ぎた頃、《そらたん》があそびに来ました


《そらたん》がお部屋であそんでる時、こたつで寝てた《チャンドラ》が眠そうな顔でそこから出て来て、《そらたん》とぶつかりました

それでふたりとも 「きゃっ!!」 って言いました


《そらたん》は飛び上がって、大急ぎで自分のバスケットに逃げこみました


《そらたん》はもう出てきません


今までも《そらたん》が来た時《チャンドラ》はいたけど

その時はいつもこたつの中だったみたいで、この日ふたりはちゃんと会ったんです



それでぼくは《チャンドラ》に

「《そらたん》は ぼくたちのしんせきだから、あそぼう!って言いな」 って言った


《チャンドラ》は 「あい」 って言って《そらたん》のところに行きました




               チャンドラ 「あしょぼ」



       

                   そら 「だれ・・!」



           チャンドラ 「《ちゃん》です!」  ぺろっ


                 そら 「しらない!」

 

               チャンドラ 「しらないって・・」

 

    ぼく 「《チャンドラ》、もう1回 『いっしょに あそびましょ』 って言いな」


               チャンドラ 「あい」




       

            チャンドラ 「いっちょに あしょびましょ」


                   そら 「やだ・・」



       

               チャンドラ 「『やだ』 って!」



         凜 「仕方がないですね・・ 《凜》が交代します」


        


        凜 「ほら、おもちゃを出しましたから一緒に遊びましょう」


        そら 「うわっ! さっきの子がデカくなってるあせる



でもこの後、まじょがお仕事にもどったら、《そらたん》がバスケットから出て来てみんないっしょにあそびました



お外が暗くなってもまじょはまだお仕事です

アトリエの横のげん間を《バニャ2号》は何回も出たり入ったりしてドアの前で鳴いてました


それからどうなったんだっけ・・


あ、そうだ!

《そらたん》が帰ることになって、ぼくはお見送りに出た


《そらた~ん》、またねー! って言って

ちょっとお庭を散歩してお部屋にもどろうとして・・


あ、まじょはアトリエだからドアを開けてもらえないや、ってぼくは思った

けど、お外はもう真っ暗だからもうすぐまじょのお仕事が終わるな、ってすいりしたの


それでお部屋の前で待ってましょね~ って2階に上がっていった

でも魔女がなかなか来ないからぼく、ドアの前でちょっと鳴いちゃった


そしたら《ジンジン》が中からドアを開けてくれました


ぼくが喜んでお部屋に入ったら

《りん》が喜んでお部屋から出ました

《りん》の後に《チャンドラ》も出て行きました


ぼくはお兄ちゃんらしくして

「早く帰ってこなきゃだめだよ」 と《チャンドラ》に声をかけました


《チャンドラ》は 「あい」 って言いながら外に出て行きました



お部屋のドアは開けっぱなしです


やっとお仕事が終わったみたいで、まじょが2階に来ました


そして開いてるドアを見てがくぜんとしました

この『がくぜん』っていう言葉は新しくおぼえた言葉です


それから猫の かくにんを始めました

あせってるみたいで何度もやり直しをしてます


何度も何度もやり直ししているから・・



バニャ1号 「私はここにいます!」


ライガー 「ぼくは《レオポン》といっしょにストーブの上に乗ってます!」


ひな 「あたしはここで寝転んでます!」


ユリぼうず 「・・あら ドア、開いてたの?」


ジンジン 「僕はもうすぐご飯だからちゃんといます!」


魔女 「《ボ、ボンネット》は!!」  



その大声は

また《つぼぐらしのボンネッティー》になるのをおそれたまじょの心をはんえいしてた


《ジョンにいたん》、ぼく、また新しく教わった言葉を使ったよ!



そしたら・・



ドタバタ! ドタバタ!!


ワォ~~!!



どこからかとび出して来た《ボンネット》は、上きげんでびょんびょんはねながら、最後はテーブルに飛び乗って大きな声で嬉しそうに ワォーー!! って


ボンネット 「ワォ~~~!!」



そうやってすごくじまんそうにテーブルの上でくるくるまわり始めた

《ボンネット》は、ドアが開いてるのに自分が外に出なかったことをそうやって大じまんした


まじょはすごくホッとした

だからぼくは報告した



ぼく 「《チャンドラ》は外に出てますけど・・」



魔女 「にゃにぃーーー!!」



ぼく 「ぼく、ちゃんと、早く帰るように言っておいたよ」



魔女 「そ、そんな・・  《チャンドラーーー》!!!」



チャンドラ 「あい、あ~い!」



ぼく 「ほらね」



猫用出入り口から家の中に走りこんで来た《チャンドラ》は、ほっぺをふくらませてまじょの足元で顔を見上げた


魔女 「・・あなた 実はお利口さんなのね」



こうして一けんらくちゃくに見えたけど

お外では《りん》が、いやがる《りょう子ちゃん》にしつこくして《アゾ》になぐられてたよ


夜食の前に《りん》、夜食の後に《バニャ2号》が帰って来ました


今日は《りん》は『デキン』っていうので、朝の散歩はなしでした