まじょねこあれこれ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


             カメラ  上手な写真の撮られ方



ユリぼうず 「いいか、《月ぼうず》 僕らは魔女によって記念写真ってのをよく撮られるんだ」


チャンドラ(月ぼうず) 「きにぇん ちゃちん・・」


インドラ 「小さな はこが カシャッって音を出して 時々めっちゃまぶしいやつだよ」


ユリぼうず 「それをね、ここでは上手に出来ないといけないの、だから練習するよ」


チャンドラ 「あい」


ユリぼうず 「カメラに集中して、まわりに気を取られちゃいけないの、わかった?」


チャンドラ 「わっかった」


ユリぼうず 「じゃあ魔女、お願いします」


魔女 「はい、では いきます」



                    カシャッ!



ライガー 「あ、他に気を取られちゃった・・」


ユリぼうず 「ダメだなぁ 、《月ぼうず》、ちゃんと前を見なさい」 《月ぼうず》と呼ぶな!


チャンドラ(月ぼうず) 「あい・・」


インドラ 「まじょ おねがいします」




                       カシャッ!


ユリぼうず 「よし、ちゃんとできたじゃないか、 さあ、もう1回いってみよう!」



                       カシャッ!!



              ライガー 「あ~ぁ・・」


             ひな 「カリカリのかけらを見つけちゃったのよ」


             インドラ 「《チャンドラ》、集中しなきゃ・・」


             ユリぼうず 「魔女、もう一度お願いします」




                      カシャ!



   インドラ 「だいぶわかってきたみたいだね」


   ユリぼうず 「う・・ 《月ぼうず》、その調子だ!」   《月ぼうず》と呼ぶなー!!



                   

                ブタネコ  お母ちゃんは不思議猫





      ユリぼうず 「うひゃひゃひゃひゃひゃ~~」


      チャンドラ 「おかあちゃん・・ いきなり どちたの?」


      インドラ 「いつものことだから 気にしなくていいんだよ・・」





   ユリぼうず 「べろべろべろ~  うひょひょひょぉ~~!!」


   チャンドラ 「かみたま おかあちゃんがおかちい! たちけてくだしゃい!」


   インドラ 「《チャンドラ》、あれは 神様でも なおせないんだ・・」





                 いきなり素に戻るユリぼうず


                   チャンドラ 「・・?」


                   インドラ 「・・」



               ユリぼうず 「もう寝なさい」


             チャンドラ 「あい・・」 (あれは いったい なんだっただろ・・)




                  汗  強がりはやめて・・



昨日の夕方、《パパジョン ブリアン》が見回りから帰って来て玄関から家に入る時

足を引きずっているようだ、とアトリエの窓際にいた生徒のかおりちゃんが教えてくれた


それで2階の廊下にいた《パパ・ジョン ブリアン》を見てみると

後ろ左足の親指の肉球に怪我を負っていて、肉球がうっ血して腫れ上がっていた


大丈夫? 痛いでしょう・・ と《パパ・ジョン ブリアン》の顔を覗きこみ

頭をそっと撫でると、今にも泣き出しそう

そのうち、ぽろっと涙が出てきた




魔女 「《パパ・ジョン》・・ とっても痛いんでしょう」


パパ・ジョン ブリアン 「そんなことない  ぼくは だいじょうぶです」


魔女 「いい? 《パパ・ジョン》、痛い時は 『痛い』 って言わなきゃ、 そして魔女の前ではね、思いっきり泣いていいのよ」


パパ・ジョン ブリアン 「・・」


魔女 「わかった?」


パパ・ジョン ブリアン 「ぼく・・ ぼく・・」




  い、い、 いたいですーー!  わああ~~んあせるあせるあせる