《インドラ》
ぼくが 《レオポン》や《ボンネット》と 戦いごっこを してるのを見て
《チャンドラ》も まねをするようになりました
チャンドラ 「《いんどらたん》、みんなと たたかって ちゅよい！」
ぼく 「そうだよ！ だって ぼく いつか 戦士になるんだもん」
チャンドラ 「てんし？」
ぼく 「天使じゃなくて 戦士！」
チャンドラ 「せんし・・」
ぼく 「戦士はね 悪いやつと戦って 悪いやつはてき、っていうんだけどね、それをやっつけるんだよ」
チャンドラ 「しゅご～い！」
ぼく 「すごいでしょ！」
チャンドラ 「しょれで わるいやちゅ どこ？」
ぼく 「いない・・」
チャンドラ 「いない・・？」
ぼく 「・・今はいないけど、いつかそんなやつが来たら ぼくが みんなを守るの」
チャンドラ 「しゅご～い！」
ぼく 「そのために 毎日 戦士になる くんれんしてんだ ぼくは まだポーだから」
チャンドラ 「ぽー・・」
ぼく 「ポーっていうのは戦士見習いなんだ」
チャンドラ 「《ちゃん》も ぽーになる！」
ぼく 「《チャンドラ》は まだ小さいでしょ」
チャンドラ 「あたち 《いんどらたん》を まもる！」
ぼく 「よけいな お世話だ！」
チャンドラ 「じゃあ あたちは みんなを まもる！」
ぼく 「みんなを 守るのは ぼくだっ！」
チャンドラ 「・・」
がぶっ！
がぶがぶがぶ！！
ぼく 「ひとが おとなしくしてれば いい気になって おらー！！」
ぼく 「どうだ、おにいたんの強さを 思い知ったか！」
だけど 《チャンドラ》は すきをみては・・
チャンドラ がぶっ！ ぼく いったあーい！！
ぼく 「こいつめーー！！」 チャンドラ 「くふ・・ くくくっ・・」
チャンドラ 「まけるもんかぁ～！ でしでしっ！！」
ぼく 「いったーい！！」
チャンドラ 「きゃーきゃー！ びーびー！！」
これで終わりかと思えば・・
チャンドラ がぶっ！ ぼく ぴきーー！！
ぼく 「こんにゃろーー！！」 チャンドラ 「ぐえ～～！！」
ユリぼうず 「《チャンドラ》、『こうさん！』 って言いなさい！」
チャンドラ 「こーさん・・」
こーさんした《チャンドラ》は
毎日 ひとりで トレーニングするように なりました
わるもの ちゅかまえた！！
こいちゅめーー！！
《ちゃん》が やっちゅけてやる！！
にがしゅものか！！
・・かわいそうに
すっかり悪者にされた ねずみさんは この後 バラバラにされちゃった
《ちゃん》は いちゅか ぽーに なるたいです そのあとで てんしに なる
ぼく 「だから天使じゃないって！」
魔女 「《ちゃん》じゃなくて 《チャンドラ》！！」
まったく・・ 足を広げりゃいいてもんじゃないよ