新しい家族を迎えて | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください


悩むのに飽きたから

仔猫を家族にすることに決めた


その前に仔猫に聞いてみた


魔女 「ここにいたい?」


仔猫 「《いんどらにいたん》と《ゆりかあたん》とみんなといる」


キッパリと言われた



恨みがましい顔で見上げながらも、魔女の膝に乗って来るようになったので

もう暴れないな、と踏んで病院に連れて行った


猫好きな先生は早く仔猫が見たくて

魔女がバスケットを開けようとしているのに、自分で開けちゃって覗きこみ

「大丈夫だよ~」 と何度も仔猫に話しかける



それでこの子はどうするの?


うちで飼います    16匹目ですわ・・



声をあげて笑う先生


笑い事じゃないんですが・・



案の定、仔猫は大人しく診察を受けた

耳ダニはなし 栄養状態良し

左目が涙目なので目薬、野良ちゃんあがりなので虫下し、そして1回目のワクチン

全部で¥4000弱

初診料・診察料ナシ


毎度お世話になります

先生がいなかったら魔女家は破産してますね、たぶん・・


生後2ヶ月の大人しい女の子

魔女と遊ぶ時も、軍団と遊ぶ時も、ふざけてて自分が相手を噛みそうになると慌てて口を閉じる

まだ気を使っている感もあるが、みんなと元気に遊んでいる


さて、名前

もうこれしかないでしょう と

《こりん》=《子凜》と名付けようとした


が、《こりん》を口に出すと

どうしても 『こ』 より 『りん』 の方が強く発音される


これでは《凜》との区別がつきにくく、2匹が混乱してしまう


《ジンジン》なぞは、「《ジョン ブリアン》」と呼んだだけで自分が走ってくる有様だった

ま、《ジンジン》がちょっとおバカ過ぎなんですけどね

同じなのは『ジ』と『ン』だけじゃないか・・



《インドラ》が随分と頑張って教育していたから、《インドラ》に因んだ名前にしよう



命名 《チャンドラ》



サンスクリット語で月を 『チャンドラマ』 という

そして 『チャンドラ』 とは月の神様の名前だ


この子は月の輝く夜、《パパ・ジョン ブリアン》に連れられて魔女家にやって来たから




            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



魔女 「《インドラ》、あなたの妹に《チャンドラ》という名前をつけたよ」


インドラ 「わあ! とっても いい 名前だね! じゃあずっとここにいるの?」


魔女 「そうよ」


インドラ 「《そらたん》みたいに およそに行かない?」


魔女 「どこにも行かないわよ」


インドラ 「わああ~~~い!!


魔女 「こら、《インドラ》! 嬉しさのあまり妹を咥えて引きずり回すの止めなさい!」



ユリぼうず 「あの・・」


魔女 「なあに?」


ユリぼうず 「僕、あの子の母ちゃんなんだけど・・」


魔女 「知ってるよ」


ユリぼうず 「・・僕の名前にちなんで欲しい」


魔女 「・・」


ユリぼうず 「僕の名前にね・・」


魔女 「その名前・・ ちなみにくくない?」


ユリぼうず 「ちなみにくくはないでしょう」


魔女 「例えば?」


ユリぼうず 「《月ぼうず》とか・・」


魔女 「なんだよそれ! まるで花札みたいじゃないか!」


ユリぼうず 「じゃあ・・ 《ウメぼうず》とか・・」


魔女 「それも同じだろうよっ!」


ユリぼうず 「《ネギぼうず》より可愛いだろうが!」


魔女 「何で『ぼうず』を付けたがる!」


ユリぼうず 「じゃあどうしろってんだよっ!」


魔女 「だから《チャンドラ》でいいだろうがよ!」


ユリぼうず 「僕の名前にちなまないのか!」


魔女 「いいか、《ユリぼうず》、母親ってのは無償の愛を子供に与えるんだ」


ユリぼうず 「それがなにか?」


魔女 「だから母ちゃんだからと言って、自分にちなんだ名前をつけようなんて思っちゃいけないの」


ユリぼうず 「どして?」


魔女 「無償の愛だからだよ!」


ユリぼうず 「わかんないわ・・」


魔女 「とにかく名前は《チャンドラ》に決めたから!」


ユリぼうず 「・・」




ユリぼうず 「さあ《月ぼうず》、かあちゃんと一緒にお昼ねしましょうね~」



魔女 「こらぁ! 勝手に名付けるなあーーー!!!」




      *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆ *:..。o○☆゚・:,。*:



まじょねこ日記




まじょねこ日記    

   

まじょねこ日記

   



まじょねこ日記

                魔女家に家族が増えました