はじめまして | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

本日は日本に留学しているラクちゃんの甥と川崎で会って

初めて会うこの甥に、遅ればせながらラクちゃんから頼まれた荷物(衣類やら食品やら)を彼に渡した


彼のアパートに、東京でコックをしている伯父さんがやって来た


日本語も英語も話せない伯父さんは

昨日、東京の肉屋で今日のために豚肉を仕入れてきたらしく


「ぶたにく! ぶたにく! ダルバート!!」 としきりに言う


そういう訳で、ランチは伯父さんの作ったポークがメインで、他に私が持っていったスクティ(干し水牛肉)をお湯で戻して叩いた(砕いた)ものと大根のアチャールのダルバート



いやはやこれが美味かった!



直径2センチほどの豚肉の真ん中には軟骨が・・

コリコリ、コリコリと、夢中でいっぱい食べちゃった


人の良さそうな顔をした伯父さんが 「ぶたにく! ぶたにく!」 と私に向かって何度も言っていた意味がわかった


こんな美味い豚肉は初めてだ

また作って貰おう!っと


と言うわけで、やはり今日も夏服で出掛けた魔女でした


駅でも電車の中でもジロジロと見られたけど

しかし彼らネパール人だけは驚かなかった


見かけで人を判断しない

いいよね~♪



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木曜の夜

夜回りに出た《パパ・ジョン ブリアン》が・・

仔猫を連れて帰ってきた


猫用出入り口から体を乗り出し、外の仔猫に向かって家に入るよう、しきりに促す《パパ・ジョン ブリアン》



「そんなこと できない おかあちゃーーん おかあちゃーーんあせるあせる



と、車の下で泣き喚く仔猫


見るとまだ小さな仔猫

暗がりでもその小ささがわかる


《パパ・ジョン ブリアン》が言うには

夜回りの途中で母親を探して鳴き続ける仔猫に出会い、長い時間一緒に母親を探したが見つからない

これまで自分の縄張りで(《パパ・ジョン ブリアン》の縄張りは相当広い)この子を見かけたこともないし、仔猫自身も自分の住処が全くわからない様子なので、そのまま置いて帰る訳にもいかず連れてきた、ということだった



母親とはぐれ、または何らかの事情で母親を失くしたとなればこんな小さな子は飢え死にするか、万が一食べ物にありつけてもこれからやってくる冬で命を落とす


車の下で鳴いている仔猫を保護するべく、家族②と魔女は仔猫を駐車場の隅に追い込んだ

それで確保できると思いきや・・


仔猫はそこから4m以上下の魔女家の玄関前に飛んだのだ

前にも書いたが、魔女家は丘の斜面に建つひな壇式の住宅で上にも下にも道があり、駐車場は上の道に面している


この子は生粋の野良ちゃんで、人間を相当に恐ろしいものと思っている


玄関前はタイルになっていて当然硬い

テラスから草むらに落下して大腿骨を骨折した《ひな》のことを思い出し

外階段を駆け下りると仔猫の姿が見当たらない

暫く静かだったが、少し経ったら庭のジャスミンの木の下から鳴き声が聞こえ始めた


家族②がそこから茎が絡まり合った巨大アロエの根元に仔猫を追い込み、掴む

当然仔猫は必死の抵抗を試みる

掴まれた手に思い切り爪を立て、細い牙でガブガブと噛み付く


それでも手を離して逃げられたら最後だと思うから人差し指に牙を喰い込ませたまま仔猫を引きずり出す家族②

魔女は唸る子猫に毛布の切ったものを被せ、家族②の手から牙を抜こうとするもくい込んだそれは容易に抜けない


抜こうとすると悲鳴を上げる家族②

さらに唸る仔猫


私は仔猫の顔をそれなりの角度で持ち上げ、力を込めて牙を抜いた

牙が抜けた感触が伝わる


私に掴まれ、観念したのか突然固まる仔猫

それをリビングに運び、毛布ごとバスケットに入れる

バスケットに入れられても毛布の中で固まり続ける仔猫


それから血だらけの家族②の手を洗い、消毒し、抗生物質の軟膏を塗りたくる

痛みによる、若しくは乱暴な扱いによる家族②の悲鳴を無視してね



                          
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              いずれも血を洗い流して消毒後


結局、手先を使う仕事をする家族②は、この後噛まれた人差し指と中指がグングン腫れ上がって曲げられず翌日仕事を休み・・



それをよそに興味津々の軍団



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深夜に毛布をどかしてみる

すると現れたのはこんな子でした



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