仔猫丸投げ物語 Ⅰ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

《ジンジン》


我が家にまた仔猫がやって来た


魔女と家族②が連れて来て

仔猫を僕らに丸投げした


いつだってさ

連れて来るだけ連れて来てホカし

後は僕らに躾とか、習慣を叩き込ませるんだし・・


でもこの子、《インドラ》の時と違って、お母さんがちゃんと面倒を見てたんだるうね

顔もきれいだし、特に痩せてもないから

隔離して一日中の魔女のお付き添いの必要がなくて  いきなりの丸投げ


魔女ってば自分は今とっても忙しいからっなんて言い訳してさぁ

僕としては、クリャイムドリャマを観るのがそんなに忙しいのか!って言いたい


実際何度もそう言ったんだけど・・ 

最後には 「うるさい!」 と言ってぶたれた

リムジンでしょう  (それを言うなら 『理不尽』 だよっ!)



そうして僕らによる仔猫教育が始まったんだけど

この子、ちょっとバカなのかトイレを覚えないんだ


トイレを覚えない猫がこの世にいるなんて信じられないでしょう

・・だけどほんとに覚えないんだよ


それにね、自分のお茶碗がわからない

自分のがあるのにひとのお茶碗に顔を突っ込んでしかご飯を食べない


あぁ、これじゃ教育が大変だな・・ って思った


魔女にそのことを言ったら

猫のことは猫たちでやりなさい! って・・


ひどくない?




《インドラ》



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          仔猫は一生懸命に面倒を見くれる《インドラ》に懐きまくり




《ジンジン》はあんなふうに言ってるけど

自分じゃ 何も きょういく してません


ただ まじょに あーだ、こーだ って言ってるだけ



子ねこがやって来たよく日

まじょが ららママさんから おりを借りてきた (ゲージと言ってくれないかなぁ)

子ねこが変なとこ入っちゃうから困るんだって



じつは、つかまった次の朝、バスケットから出された子ねこは、何もかもこわがって

せまいところのおくに入り込んで 出てこなくなっちゃった



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 棚の奥に隠れた仔猫に出てくるように説得する《インドラ》



それでも子ねこはかくれ続けて

そしたら、《ユリぼうず》がとことことたなに歩いてって・・


「おかあちゃんの命令だ! 出てきなさい!」 って言った



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                            すると・・ すんなり出て来たょ



やっぱり《ユリぼうず》は お母ちゃんになるんだね!


それで、とにかく子ねこが かくれちゃうから、しばらくの間おりに入れとこうって 魔女の作せんなんだけど


それだってさぁ、おりを組み立てただけで 後は ぼくらにやらせるんだ




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  ぼく 「《小ねこた~ん》 いらっしゃ~い♪   ここに はいりましょね~」



・・《小ねこたん》はいやがって来ません

しかたがないから 連れに行きました



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    ぼく 「さあ、あそこに行くよ」          小ねこ 「いやだ~」



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  ぼく 「だめだよ あそこに入らなきゃ」    小ねこ 「やだあーーー!!」



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ひな 「《こねこちゃ~ん》、ここは 食べものも お水も ベッドもあって いいとこよ~

    さあ、いらっしゃ~い」



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小ねこ 「やだあ~~あせる  おにいたんと いっしょに いるぅぅぅあせるあせる



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  ぼく 「じゃあ おにいたんも いっしょに あそこに 入るから それなら いいでしょ」


  小ねこ 「しょれならいい・・」




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          仔猫 「くんくん・・ ちらない ねこの におい しゅる・・」


      ぼく 「これは ぼくたちが 《こねこたん》くらいのころの においです 

          ・・で、まじょ、ぼくも 小ねこといっしょに おりにいるの?」


      魔女 「お願いします」


      インドラ 「ふぇ・・」




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  ぼく 「ほら、あたたかいベッドでしょ  ちゃんと おもちゃも 入れておいたよ」


            小ねこ 「あったかい・・」 



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         ぼく 「まじょ・・ ぼく トイレ 行きたくなっちゃった」


         仔猫 「おにいたん どこいくの?」



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      ぼく 「ちょっと おしっこしたら また帰って来るからね」


      仔猫 「やだ~~! 《おにいたん》、いっちゃだめ~~!!」


      魔女 「《インドラ》、我慢しなさいね」


      ぼく 「ふぇ~~」